続編。
ゼンマイがある訳でも、トルクが掛かる訳でもなく、無給油で問題のない機構だから、固着もなく、ホゾ穴が磨耗で広がる事もない。
ただホコリが積もると、歯車の間で噛み込んで、それが負荷になるから、綺麗に保つ事が重要になる。
組み立てる。
文字盤も戻して指針も曲がりを直してやって組み立て。
調整を再度してやって運針が続く事を確認。
精度はかなり良いから、振り子を1mm回すとかなり大きく影響がある。
最終的なFINE調整は微調整マグネットで行う。
6時間で大凡1分の進みだったから、24h +4分程だった。
振り子をバラして組んだにしては、まぁまぁかな。
1目盛 1日10秒前後だと推測。FINEは±8目盛だから、1目盛1秒前後と思う…
…という不適当では良くないなと、タイムグラファーで確認した。
結果は3600振動は水晶精度の確認用だと思うから、何%の±表示なのか分からないが、打点は荒ぶっていた。
更に一定に進んでいる訳ではなく、かなり幅があり、トータルの精度らしい。
思った以上に曖昧な装置の様だ。
もっと点が揃うかと思っていたが、そんなに高精度なものではないのか…
そんなで、1目盛動かしたから、何秒変化するのか確認する事は出来なかった。
ただ、3600振動であると認識するだけ、その計測範囲内にはあるという意味なのだろう。
水晶は流石安定していると言える…
でなければ、水晶時計を作る意味がないか(^ω^;;)