A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

1:3pp

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VT2のグリッド部分でゲインが低い原因は、インターステージで作ったトランスが1:3ではなく、3:1で巻いていたという誤りによるものだった。

ppで巻いたから、逆使いすれば良いという簡単なものでない。

新たに巻く。

このコアやらボビンやらを頼むもにも時間が掛かるから、既存品をバラして作る。

巻いてあるのは太く、1万回しかない。
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もっと細い線で、3万5000回。

この残からして4万回ギリギリ巻けるかも知れないが、0.04mmだからコアに干渉するとすぐ切れるから要注意である。

巻くのも手でテンションを掛けるが、強く握れば最も簡単に切れるから、切らずに巻くのは苦労である。

巻き始めたら一時も休めないし気は抜けない。

終始気は抜けないのは当たり前と言ったら、当たり前の事であるが。どの分野でも共通で言える。

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2個作るのにも手も体も目も疲労が凄い。

やり続けていると目眩が襲うから、今は1日2個が集中出来る限界になって来た。

組み立て試験は明日にする。