A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ГГ1-0,5/5 Gazotron 高圧ガス整流管

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GG1-0,5/5

ウクライナから。

1974年に改定になっているので、結構新し目な整流管であるが、ナス管のデザインが古めかしさを感じる。

沿面距離を稼ぐ為のデザインの可能性も考えられる。

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ソケットは欧州B5と珍しい。

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動作させてみる。

100Vで200mA流れる事が分かったから、内部抵抗は500Ω程か。

結構高抵抗であるが、300V位を印加したらもっと内部抵抗は下がるのではないかと推測。

データシートでは、

逆耐圧5kV ドロップ18V

最大Ip1.5A 平均500mA

加熱時間60秒

となっている。

Ef2.5に対して、Ifが7〜10Aと開きがあるが、実測は7A程だった。

ラッシュカレントを含めると、10A位はあった方が電圧降下で加熱時間が遅れるのを防止できそうだ。

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放電は電極内部だけで行う様にシールドになっている様子。

プレートとも絶縁してある様な構造に見受けられる。

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水銀タイプでも見受けられる、ゲッタとは別に出ているガラス筒がある。

封のされたガラス筒と思うが、何をする為に入っているのか分からない。

水銀の場合は、冷えるとこの筒へ幾らか入るのを見た事があるが、ガス管の場合は(?)

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球自体は1978年製かな。

製造保証は、使用1000時間、保管4年とあり、この内の故障であれば、無料交換すると記載がある。

耐久性はかなり高そうである。

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MTと比べるとこの様な。
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(°Д°)っ