聞く話によれば、初の欧州5極管はPM24なのだとか。
最初期型という訳ではないけど、中期程のを入手した。
最初期型と思われし物は、ステムに電極支えがクリップ止めで、電極全てが大きい。
今回のは、少し電極がスリムになっている事から、改良版であるが、細長いナスであるから、中期であろう。
潰れた、ガラスの使用を少なく済ませた形が後期なのではないかと思われ。最終型は小型STである。
PM24のPMは、PhillipsMurardの略らしい。
かなり古そうであるが、A1で2.5W程。
Efの表記は古いWesternの球で見た事があるが、Ep迄も表記があるのは初めて見た。250V最大定格との事。
E428は後で調べてRen904と同じだったらしい。
初段かドライブには都合の良い球である。
以前に使ったアンプを触っているから、大凡どんなな感じかは分かる。
CV118は5極管らしい。
三結でμ40位はあるかな。μ30が良い所かな?
MazdaOctalだからGTソケットを加工しないと挿さらない類。
大きい箱に入っていたのはU19。
高圧整流管である。
2本あるから両波になるが、いかんせん高圧用だから内部抵抗が暫し大き目。
PT15に合わせたら良いんでないかと知り合いに言われた。
確かにPT15であれば、丈もトッププレートも同じで、並びとしては良さそうである。
PM24はとにかくレアレアしいレアな代物で、高価なVT1よりも流通が少なく、知る人ぞ知る様な、マイナーながら数の無い希少な代物である。
音の傾向としては、ラジオ向けらしいから、大凡の推測はつくが、初の5極管という事もあるし、かなりアガる球である。
とはいうものの、2本しか入らなかったから、シングルにはなるが、当時のセットらしい傾向で仕上がりそうである。
幾分気が萎れていたが、これが届いて手にしたら、組むのが楽しみになった。
やる気を起こさせるパワーを同時に貰った(#^.^#)