A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

欧州球 CF3/EBL1/Z2c

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サイドコンタクトのCF3があるから、サイドコンタクトの球で合わせたいなとか思って。

ただCF3はそんなに大きい電流を流す様な球じゃないから、大きい出力管をA2でドライブする様な事は酷。

ペントードであるし、ゲインはそこそこに稼げるだろうから2段で電蓄程度に鳴らせたら良しとしようという線でいく。
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そんなでEBL1という検波も出力も含んだラジオ球が安く出ていたから買っておいた。

6M6はGTバージョンか?

国産ラジオの構成で言うと、6Z-DH3Aの2極部とUZ-42が一緒になった様な球である。

検波を終段でやるというのも、何とも珍しい様に思うが、ゲインが相当稼げるのであろうと推測できる。

データーシートを見るにUZ-42よりもゲインが高く、5V程でフルスイングする様だ。42は10Vは必要である。

そうなると、6BQ5が相当しそうだ。

初段は三結で使ってもμ20はあるのではないかと推測する。歪がどれ程か分からないが、大きい信号にも耐えられるのであれば、それでも良さそう。
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CF3もEBL1もトップはg1である。

IFTの頭から線を出してキャップに行くスタイルで考えられているだろう。発振防止にもなる。
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CF3は殆どがカーボン(?)か何か、導電帯が塗布されていてシールドになっている。導通を確認した。

EBL1の赤帯部分もシールドのはずである。

微妙な部分をシールドした感があるが、おそらく検波部分の干渉を防ぐ為に塗布されているのではないかと考える。

出力部しか使わない場合は殆ど意味は無いであろう。

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それと整流は前々から寝かしっぱなしのZ2cを使う事にする。

これだけサイドコンタクトではないけど、欧州の球であるから、まぁ良いかと。

とりあえず手持ち品を使って行く方向で何とか整理(?)したい事もある。

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オーディオ専科の未使用トランスがコロコロしていたのを思い出して出してきた。

新品であるが、前オーナーも使わず放出したのだと思われ。

少し無理があるが、程々頑張れるかな?

コアも小さい様だし、巻き数も少ないかな。唸るかな。

ただBはそんなに食わないから、ヒーターに引っ張られる方が大きいかな。