A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

LISTON SE-13-S シルクコーン スピーカー

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TG竹下式シルクコーンは知っていたけれども、これは大島工業のユニット。

竹下式ユニットは1950年代の無線と實驗に広告があって古い事が伺える。

リストンのユニットをググると1972年のカタログが閲覧できたが、ユニット自体は巷に多く出回っていない様である。

表面はパリッと固くツルッとしていて、ポンポンと良い感じで鳴るが、この口径だから低域はそんなに期待できなそう。

コーン裏はシルクらしい、ザラっとした感じ。

一体成形のフィクスドエッジ。あまりダンピングはない。

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5インチのユニットにゴムのパッキンが付いていて、密閉性を高める為に食い込ませていると考えられる。

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試しにCとVRを挟んで試験。

結構明るくなる。テスラのユニットは指向性がかなり強い様で真正面に来た時に鋭い音がするが、少し外れると位相がズレる様に鋭さがなくなり、急激に暗くなる事がわかった。

クロスオーバーを合わせようにも、位置が変わるとクロスオーバーが変わり難しい。

2m離れた位置で大凡真正面で試聴した感じVRで幾らか上を絞ってやると具合が良い。

ストレートでは、リストン側が明るく、結構細かい音が出て、アルミのダイアフラム程金属的ではないが、かなり応答速度と解像度が高く、シャキッと立ち上がって来るから、絞らないと、かなりキツイ音になる。

 

紙コーンよりか解像度が高く、明るい音がして、アルミのダイアフラム程ギャン付かない、金属クサくない自然な印象。

米軍のベークコーンの通話用スピーカーに似ている雰囲気もする。

 

5μFでは下も出ていて、クロスオーバーが食い気味で中高音に派手な部分を感じる。

少し容量を減らした方が良さそうだ。

Sabaのトゥイーターも気になるが結構高価だ(^^;;