先日の欧州コピーの精工舎、精度がスコブル良くて欧州の機械に劣らない良い出来栄え。
アメリカ系の力任せの設計の物でも具合良い場合は1週間で1分とズレないのもあるが、結構過度に使われていて、機械がくたびれている物も多く、この類は精度不良が目立つ。
機械の具合は良いが、ボンボンの音がどうも気に入らない。
非常に癇に触る金属同士を叩いている音がするのである。
ハンマーには恐らく革を埋め込んでいるものと思うが、欧州の機械では木片が挟まっている場合もあるが、これは革だと思う。
ほじくるとボロボロ崩れて。
中は止めネジ穴のタップ用にか中空だった。
新たに木片を切り詰め叩き入れた。
縮みを考え、少し頭は多めに出しておいた。
調整してやるという程でもないが、ギャップ調整して完成。
低い音が出る様になって柔らかい音になったが、欧州のケースは密閉度が良いのか、反響が良いのか、はたまた響きが良いのか、長く低い余韻が残るが、これは響きが薄い感じがする。
低域も生きて来ないというか。
ただお淑やかで小さい家には丁度いい程かな。