A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ボンボン時計 音を調整

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先日の欧州コピーの精工舎、精度がスコブル良くて欧州の機械に劣らない良い出来栄え。

アメリカ系の力任せの設計の物でも具合良い場合は1週間で1分とズレないのもあるが、結構過度に使われていて、機械がくたびれている物も多く、この類は精度不良が目立つ。

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機械の具合は良いが、ボンボンの音がどうも気に入らない。

非常に癇に触る金属同士を叩いている音がするのである。

ハンマーには恐らく革を埋め込んでいるものと思うが、欧州の機械では木片が挟まっている場合もあるが、これは革だと思う。f:id:A2laboratory:20210827185331j:image

ほじくるとボロボロ崩れて。

中は止めネジ穴のタップ用にか中空だった。
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新たに木片を切り詰め叩き入れた。

縮みを考え、少し頭は多めに出しておいた。
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調整してやるという程でもないが、ギャップ調整して完成。

低い音が出る様になって柔らかい音になったが、欧州のケースは密閉度が良いのか、反響が良いのか、はたまた響きが良いのか、長く低い余韻が残るが、これは響きが薄い感じがする。

低域も生きて来ないというか。

ただお淑やかで小さい家には丁度いい程かな。