今日は時計屋日和だった。
時計の納品と修理で2件回って。
会社で社長が竜頭のネジ込みを忘れて水没させてしまった腕時計を乾燥させて。
帰り際に6V6と6L6が廃品箱にあるのを発見。貰った(笑)
6L6はカソードが剥がれ気味だがエミッションは良い。gmもそこそこである。
6V6はソケットのハンダ不良と思われし、エミゲンの範囲にしか指針が動かず、手を近付けるとgmが上がる状態。
一度ソケットから抜いて引き出しを整え、再ハンダ。
これでgmが3000出る様になって合格値。
壊れたのを数台買い入れたが、ちょっと調整してやったら良く動く。
前の持ち主は独自の手入れをしていた様で綺麗で。機械もシットリ油が入っていて。
ただ黒くなっているから、摩耗が派手に起きる前にOHしておかないと宜しく無い。
この欧州製を模した精工舎の機械は良くコストを削ったもので、上手い塩梅に良くできている。合理的である。
ただボンボンの鳴動具合は欧州に劣っていて、深い低域の響きが薄い。音も小さい。
試しに渦リンをハンマーに近付けてもみたが、音は大きくならず、お淑やかである。
小さい家柄の日本では、そんな大きい音が出なくとも良いとは思ったり。
そんなで少し手慣らしに。