A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

デンオン 807pp 特性矯正...

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前回の続き。

回路上の全カップリングの遮断周波数を調べると、9c/sで合わせている様であった。

9c/s迄出ているとするとOPTの特性が悪いのかな(; ^ω^)

DOK自社の随分大きいのが乗っているけれども。(入力以外のPT,CH,OPTがDOK、入力トランスは多分タムラ)

カップリングでどうにかしようというのは難しいから、時定数が組んであるNFBを変更して様子見してみる。
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現状。

元は10kc辺りがかなりもっと持ち上がっていて、HiFiらしい感を出す為か、ホールが大きくハイが後ろ席迄、届き難かった可能性がある。

大凡200c/sで-5dB落ち込んでいる。

聞いていた雰囲気では、ハイもロールオフも落として使っていた事もあるが、シャリっとしていて明るい音には思っていたが、MS737と聞き比べると結構な低域の差があって、少し疑問に思う節はあったが、まぁこんなモンだろうと勝手に納得していた事もある。
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NFは150kで戻していて、そこへ1000pfが下がっていてハイを戻さない様にしてブーストした様な雰囲気にしていた訳である。

この1000pfは其の儘だとシャリついてキツイ音がしていたから、抵抗で浮かして緩和させて使っていたが、それを外すとそこそこフラットに近くなってきた。
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逆にNFなしだと、もっとフラットになるのか?

気になって外してみると、山になってしまって完全に大音量ライブ向けの特性に(; ^ω^)

恐らくハイの方の下がり方は、OPTの1次側にマイカが入っていて、発振防止と上昇し過ぎるハイを落とすためと考えられる。
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NFを50kで戻してやると改善が見られた。

更に戻し量を増やして、20kにすると殆どフラットが得られたが、入力レベルが何時も以上に必要になって鈍感になるから、それもどうかなという印象。

 

ハイブーストを模して、ローブーストを試しに組んでみるも、NFで戻しても低域があまり減衰しないから、通過を阻止しても、そもそも通過していない低域を持ち上げる(NFを掛けない)事が出来ない。

減衰が始まるレベル迄戻すと丁度綺麗にフラットになるから、ブーストする意味合いがなくなってしまい(; ^ω^)

検討する…

 

 

 

ps:ネットワークでRolloffとHighを下げているせいか、ハイが曇って感じる様に。

ロールオフは其の儘でもハイはセンターで良さそう。

確か-2位にしていて、左右で音圧が合わないからどっちかが-3かに入れていた記憶。

片付けてセットし直そう。でもって銅線の頭も磨いておこう。

確かハンダメッキしておいた気がするが、鉛が凄い昔の線だから、ハンダが乗らなかった様な記憶もある様な無い様な。

お客さんが来ると大凡の方は、紫の袋打ちになった、この線が気になられる様で、詳細を訊かれるのだけども、私も良く分かっていなくて(笑)

ただ、国産のタンガー蓄電池充電器の出力ケーブルという事は間違えなくて。

電流流す部分だから、線抵抗が少ないのが良いというのと、2重巻の布シース内はゴムシースだった様で、触ると粉々になるけど、外で使っても良い様に考えられているのか、耐久性がとりあえず今も良いから使っているだけ(笑)

音はオレンジと黒のツイストみたいな中高音のキラキラした感じがない様に聞こえた様に記憶しているけれども、出力の165Ωとマッチングトランスの区間はツイストで、セカンダリ側を古線にしているけど、混ざっちゃうよなぁ。良くないかな。いや、アンプ内もまた違う線が這ってるし(^^;;

やめやめ(笑)