数年前に漏電して危なくなったオゾン発生器を出してきた。
高圧は出るが、1次側と2次側の絶縁が悪くなったか、触ると感電するのと、ビィーと音が凄くなって使うのをやめていた。
試しに今でも同じ状態か試すとやはり感電した(笑)
問題のない時はアルミ筒に触っても感電はしなかった。
メガーで見ても漏れている事を確認。
どんな様に巻いてあるのかバラしてみる。
面白い形状のコアである。
EIの様に2パーツから成っていなくて、1つを上手く交互に組み合わせられる様に作ってある。
抜き型も1つで良いから頭良いコストの詰め方だ。
多分品物自体は戦前か戦後間もない頃の結核が流行った頃の対策品と考えられる。
かなり古い。
2次側が内巻きで、1次側が外巻きになっていた。
ハンダ部分が内側数十ターンの部分で止められているが、どうやって巻いたのか?
巻きながらハンダ箇所が分かっていて、ハンダを先にしているのかな?
いや、それだと結局内側にテープで止める事は出来ない。
どういう工法なのか分からない。
1:25で巻いてあった。
黒エナメルの様な独特の線はWEっぽい(笑)
巻いていて25000ターンは結構な量に感じる。
0.07が巻いてあったが、0.02しか今ないから、これを代わりに巻いたが、細すぎるかな。
試験。
バッチリ。触っても感電せず(o^^o)
音も非常に静かになった。
と思っていたら、ヂッという音と共にどうやら内部でレアショートを起こしたらしい。
放電が弱まってしまい、電流も先程までは2W程度だったが、3、40W行くから、やはりレアショートだ。
絶縁紙の巻き方が悪かったか、それとも0.02で細過ぎたか、色々考えられるが、もっと層の絶縁を上げないと宜しくなさそうだ。
一見良さそうだったが、ダメだったから、また巻き直す事にする。