A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ボイラ交換

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半世紀程になるかな。水漏れが酷く、着火も自動点火器がダメになって、窓から手動で点火するマッチ式に戻って、それでも使えていたが、ガスのコック、水道のコックをと使う前後で回して火入れしてと面倒ごとが多くなり、機器点検の時が来たから、交換する事に決断。
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ガス管も水道管も錆で、ナットが回らないからノコで切った様子(^^;;

煙突フードも不要だから外され廃棄。

新設のボイラは、ボイラ室へ入れる事になって、ある意味では昔の浴室へ戻った訳になり、ボイラ室はボイラ室として再復活したのである。

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丸々1日仕事だったが綺麗に。

こう見ると広々している気もする。

昭和36年当初の原型に戻ったに近い状態ではあるが、私の生まれた時には既にあの大きいカマが有ったし、それに見慣れていた事もあって、何か寂しさも覚える。
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ボイラー室は大凡当時の設計の状態に戻った。

昔のボイラは電源が不要だから、電源を通す穴もなかった。
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ボイラの掛け板、壁の中を走る水道管の一部は、古くからのオリジナルである。

 

もう、点火の時にボゥンと派手に引火する音も聞こえない。

水の出る音がするだけで、大変に静かである。

HOTの蛇口を開栓する量で温度が変わる事もない。

蛇口も交換してHOTの文字さえない。

貰っておけば良かった(ーー;)

 

 

 

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まぁチャッカリ、レバーとエンブレムは貰っておいたけど(笑)