A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

A609 miniwatt

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横向き電極の古いタイプ。

データシートにはAFの表記があるから高周波特性は悪いのかも知れない。μは8。

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不思議な事にUXのソケット。

データシートではB4表記。

宮田製造所 エレバムとも入っていて、あまりにも体裁良く仕上がっているから、ソケットだけを売っていた事があるのかな。

それとも、UXに替えて売っていたかな。

国内ではUXやUY、UZが主流で、B4、B5、B7、シーメンス5p、6pは想像で売っていなかったのではないかな。

WEの脚の短いタイプも国内では使い難い為に、普及していたUXのソケットに対応させる為に、日本電氣がWEの技術提携で作っていたタイプの球は脚が長い。

 

ps:調べるとA609-UX標準型というバージョンも存在した様子で、当時から2種あった様だ。

 

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これはロストルもバッチリで、後でアマチュアが交換したにしては、出来栄えがスコブル良過ぎる。

一方は古い絶縁テープが巻いてあるが、多分同じだと思われ、ガタが出ているだけではなかろうか。袴は無表記のUX。

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直熱3極管、Ef6、If60m

フィラメントはオキサイドで、ボンヤリタイプ。

細いのが4つ折りになっている様子。

Ipを90Vで確認すると共に流れた。

少し無理させて10mA流してみると、フィラメントに付いていたと思われし黒い酸化物が落ちたらしい。パラパラと管内に現れた。

少しは活性化が進んだかな。