A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/10/21

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C-108RLEの固定カーブをRIAAに準じて調整した故にオクは取り下げた。

 

イカットを多くして低域を程々にブーストする様にしていたが、ディスクによってはマッチングが上手くいかない場合があって、不自然なカーブになる事が判明、調整範囲内にも収まらない為に修正した。

古いLPの多様カーブを、VRだけで調整するのは近似にしようとしても難しい様子。

ちなみに、blue noteレーベルは、AESカーブで、Captolに近似との指示が出ている。

リイシューはRIAAで統一されている様だが、オリジナル版の場合はAESカーブで聞くのがベストという事になる。

 

イカットはそこそこに、ローブーストが多く掛かるRCA Orthonic RIAAに変更したが、聞き慣れると全く普通で、他のカーブでもRIAAで聞いて馴染みがある事もあってか、不自然差は感じない。

本当はピッタリ合ったていた方が、より良い事には間違えはないのであるが。

ただ、トーンコントロールが付いている機種があるわけで、総合的なカーブで言えば、デコードしても、フラットになって鳴っているとは限らない。

それに、ピュアーオーディオよりも、少し癖のあった方が一般的にウケが良いというのもある様である。

 

別途、カーブ切り替えをBass Comp(ターンオーバー)、Treble Comp(ロールオフ)とでセレクト出来る真面目な高級モデル(?)を作ろうか検討。

以前にもセレクタ付きは幾つか作っているが、ローもハイも同時に切り替わるタイプばかりだから、別セレクトに出来る形式は最近作ったC108Rのみ。

ただ、部品の入手が出来ない物があるから、これは上手い事違う物で置き換える事に。