ヘルメスの並四が安く出ていた。
シャーシを引き出してみると状態は古い儘の様子。
戦後に手入れしている様で、割りかし新しい部品が数個ある。
絶縁をチェックするとチョークコイルも漏れているし、コンデンサも漏れていて全くダメ。
チョークコイルは切れているし、ケースに漏れていて、正常に動作していたのか気になりどころ。
木製のボビン(?)にコイルが巻いてあると思われるが、これはカソード抵抗用のモノと考えられる。
この片線が7μFのブロックに入っていたが、果たして7μFなのか?
何故コイルなのかが不明であるが、ハム消し用にコイルを使っているワケではないと思う。
多分、固定抵抗が高級(?)だから、コイルを巻いた方が安上がりだった可能性も考えられる。
0.01μFのチューブラと2Mの抵抗は後付けで、時代が新しいが、Cは絶縁低下で不良。
元々付いていたマイカコンは生きていた。
全段、元々はトランス結合の仕様であるが、カップリングトランスがこれまた2段とも断線していて回路を変更しないと鳴りそうにない。
現状の回路はこんな様。
とりあえず、ブロックコンをバラして、中身を入れ替えようと思ったが、ケースがバラになるという....
失敗(^ω^;;)
部屋がコンパウンド臭くなってしまった
まぁいいや。ラグを立ててチョーク代わりに抵抗とで組んだ。
通電してみると、ブーブー ピーピー発振していて受信はしている様子であるが、声にならず。
やはりカソードのCの容量が気になる。
試しに47μFを触れさせたら、ブーブー鳴っていた音が止んで、静かになって、声になる様になったから交換。
やはり容量不足であった様子。
表記は7μFとなっていたが、全てのタップが7μFでは無いのではと思ったり。
ただ、カップリングがトランス結合であったのを、C結合にしたから、その辺りの違いも影響しているのかも知れないが、イマイチ分からない。
明日またちょっとチェックをしてみる。