A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/08/17

少し綴って保存して其の儘に投稿忘れ。

若干ネタが前後してしまった様な気もするが、多目に頼みます...(^^;;

 

 

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先日試しに作ったのをちょっと手入れしてミテクレを良くして母型にしようかなと。

それと、2連の0.25Wのボリュームが400円程だったのが倍以上の価格になっていて、また値上げかよ!という状態。

なんて言うか、昭和に戻ってる様な価格設定なんじゃないかなぁ。

入力トランスだって小さいのに高いし、安くするのに数頼んでも在庫の山抱えて結局、安叩きして売り払うのを待ってる様な人が多くてやってるだけ無意味な様にも思えて泣けてくる。

うちもタピオカ屋やろうかなwww(冗談です

 

 

 

 

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売れると信じて....この1台に次月分をかける...(爆)

120x180のサイズにMcIntoshの初期フォノイコをステレオ版にしてリメイク。

かなりオリジナルは古く、希少の様で、知る人ぞ知る物なのかも。

巷に良く姿を表す物じゃない様だ。

特に電源ユニットのD101はオリジナルを入手するのは至難の業の様子だが、整流管5Y3の単純な平滑回路と、ヒーターのハムバランサが付いただけの品物で、これのコピーも難しくはないが、やはり電源トランスが秋葉原の店で3倍近く値上がりしていて、誂えで頼んでいる御馴染みのトランス屋は幾分かそれでも安い事が判明。

オーディオ用と題したトランスは大抵容量に余裕を多く持たないが、良質な無線機系のトランスは結構余裕があって、レギュレーションが良い。安い配電盤系のトランスも結構容量ギリギリだったりして熱を持つのが暫し見られるが、トランスは電熱器ではないから、あまり宜しくはない事は言うまでもないが、そういう設計の場合には、耐え得る設計なのであろう。

やはり長年コイルを巻いている職人に巻いてもらうのが一番良い。

餅屋は餅屋、経験と知識から誂えを頼んで外れた事が今の所無いから、コストを掛けてでも良品を作ろうという場合には他に頼む事はないであろう。

専ら、誂えの方が業者価格の様に安いし信頼性もあるから言うまでもない。

電源ユニットはソケットイン式であるから、廉価版から高級品迄を幾つか作ろうとは思う。

 

増幅度を単純計算しても、MCカートリッジをトランス無しに増幅出来る幅があって、セレクタでmm、mc幅の切り替えが可能であるが、要はゲインが物凄く高くなっているから、上手く作らないとノイズとハムに悩まされる事間違え無しな難しい代物である。

多分、だからコピーもそんなに(?)見たことがない。いや、見た事ない。多分。

 

単純なマランツの方がナンチャッテな設計でも、それなりに動くと思われるが、それでもゲインは高い部類で、何段にも増幅する訳だから、Bからの正帰還によるモーターボーディング、寄生虫等が起きても不思議ではない。

逆にそれが良い音に思っている場合も有り得るから昔の機材は恐ろしい(^^;;

しかしながら、それらの歪は、ある意味で言い換えると特有の個性とも言えるのかも知れない。

捉え方で、悪くも良くもなってしまうという不思議。

 

こんな話もある。

テープの録音特性が良くなったのは、それまで直流バイアスであり、f特性が悪く、改善しようと色々と回路を試しているうちに、広帯域の録音が可能になった。何故良くなったのか原因を探ると回路内で発振を起こしていた。

これが交流バイアスで、高周波に音声信号を乗せて吹き込むと、高周波帯域の約半分は信号が吹き込めるという仕組みに発展。

 

悪い事だらけではないが、それを個性とし、1台1台違う個性として売るのか、問題にはなろうが(笑)

インターモジュレーション、IMも悪いアンプは多いが、耳に着かなければ良い問題...であろうか?(^^;;

117N7、L7アンプも、かなりギリギリの所迄攻めてはいるが、IM歪は出力の半分位で結構上がってくるから、連続で出力ギリギリで使うと、ピアノがモヂられているのが気になるフレーズが出てくる。

和音や不協和のニュアンスが他と違って聞こえる等。

そんなに大きい音を出さなければ判別は難しいが(笑)