A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ベルト

Thorens TD-224のスピードだが、最高に早くしても、丁度良い程で、速く送る事が出来なかった。

遅くするのは出来る。

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そこで、前オーナーさんが交換した、古いベルトに交換してみた。

古いベルトと言っても、劣化が激しい訳じゃないが、新しい方と比べると、幾分伸びていたという程度。

60c/sプーリーでは、恐らく緩々で回らなかったのではないかと考えられるが、50cpsサイドでは、丁度良い程度に張って使える。

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交換すると、パンパンに張っていた状態から回避され、電源を切ってもモーターが幾分蛇足で回転する様になった。

プラッタを落とし込んで回転させると、速度調整を最高にすると速く進み、中程でピタリと止まる様になった。

 

説明書には、50cpsでも60cpsでも、”ベルトを交換せよ“との記載は無いから、両用と考えられるが、どうも新品のベルトが若干小さ過ぎるのではないかと疑問が残る。

あまり張り過ぎも、モーターシャフト、速度変換プーリーのシャフト共に、ホゾがガタの原因になり兼ねない。

緩々では、力が伝わらず脱輪の原因になるが。

 

速度が上がらないという場合、ベルトが張り過ぎを疑ってみてはいかがだろうか。