A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/05/07

同機を所有の方から問い合わせがあって調べたので、記録として残しておく。

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レコードを掴んで持ってくる作業の動作時、モーターが途中で止まってしまうという。

アイドラが劣化してツルツルになって滑っているという事も考えられるが、モーターが止まるという事は、スリップではなく、機械に問題があると見受けられる。
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アームは固定のガイドとローレット加工された爪がある。
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初め、掴む、離すという動作は、機械的に引き込んで掴んでいるのだと思ったが、掴んでから離す間、力が加わっていない様である。

離す時の動作の方がトルク的には大きくなる傾向。

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そうなると、この様な構造なのかも知れない。

これだと、スライドレバーには、離す時の動作は重くなるが、定位置にくれば、力を与え続ける事なくレコードを掴み、保持できる。

バネの力が大きければ大きい程、重い盤でも落とす事は無いだろうが、離す時の動作時に山を越えられるかが問題になる。
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