A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

筐体バランス/機械バランス

f:id:A2laboratory:20200712210757j:image

水平器が来たから置いてみる。

時計は帰って来てから運針を続けていて、一度も止まっていない。
f:id:A2laboratory:20200712210754j:image

超小型であるが、シビアに動くから上等。

然し乍ら、筐体水平は結構斜めっているが、機械バランスはこれで丁度良い。

筐体水平で合わせると機械バランスが悪くなるから、機械に合わせてやる必要がある。

 

掛け時計でも筐体にゼロバランスの印があれば、そこへ振り子の真が出る様にしてやる。

その時に筐体が曲がっていても機械バランスが良ければそれで良いという事になる。

筐体水平ばかりを気にして掛けている方も居られるが、筐体水平で合わせて止まる様ならば機械バランスを調整してやる必要がある。

欧州の機械はバランス調整のネジが横に出ている古いタイプと自動型とがある。

国産の服部時計の機械でも、業務用はダイヤル式のバランサーが付いている物がある。

それ以外は、真鍮のアンクル棒を曲げて調整する他ない。

f:id:A2laboratory:20200713102428j:image

水平器をヤスリで斜めに調整して置いた時に真上を示す様に調整。

f:id:A2laboratory:20200713102425j:image

微調整を繰り返し、上手く動く所で真上を向く様になった。

何処に置いても、これを基準に合わせれば運針する。

 

f:id:A2laboratory:20200714111713j:image

場所を変更して1日問題なく動く事を確認。

 

輸送の際に機械にも緩衝材を入れて来られる方が居られますが、ホコリ、チリが入り、オーバーホールをする必要が出る可能性、バネ糸が捩れの原因になる等、不具合を多くさせる原因になりますから、ケース内には緩衝材は絶対入れないで下さい。

振り子のあるタイプは、振り子を外して振り竿を輪ゴムに掛けて、遊ばない様に固定して輸送します。無理に引っ張る事はしてはなりません。

回転振り子の場合はレバーで振り子を固定に必ずさせて移動、輸送、時間調整をします。

バネ糸は外れ易く切れ易いので自由運動をしている最中に触ってはなりませんから、必ず固定の位置で作業します。

回転は1回転程度を最大とし何回転もさせる様な事をしますと糸がヨレてアンクルバランスが崩れます。勢いをつけて回す様な事はしてはなりません。

近代の掛け時計は振り竿留め金具がある場合があるので、それを掛ければよろしい。

振り子と巻き鍵はケース内に入れて輸送はしてはなりません。

ケース外側に添付し、ケース内は振り子を固定した以外は緩衝材等を入れてはなりません。

棒リン式の時報の場合は留め具がありますから、これを固定します。(回す乃至レバー式)

無い物もあるから、これは其の儘で良い。

 

球式 エリミネーターユニット

f:id:A2laboratory:20200708190859j:image

6V6アンプの電源ユニットとして使えそうな、エレクトロテック パシフィックのヴィンテージトランスを持っていたから、セットでやってみる事にした。

然し乍ら高圧側が400Vも出ていて、整流してCへ入れると計算しても480Vは出そうである。

試しに22μFでどの位出るかとやったら、通電直後にケミコンが温まった。

500V耐圧だから、1割以上超えた可能性が高い。

ボルトスライダーで80V付近で480Vあり、100入れると500少し出そうだ。

UY807で電圧制御しても良いが、エリミネーターユニットとして小さいシャーシに入れたいから、大き過ぎる。

定電圧放電管も2つ使わなくてはならないし。

もっぱら807はPd50Wで定格125mAが限度になっているけども、200Vドロップで200mAだったら40Wなのだけれども、幾らタフでもカソードが持たないだろう。

代わりにFETで制御する事にする。

ドロップはピークで200V程であるから、2SK3628にした。

100Wであるし、フルモールド。

ただしS-D電圧が230Vだからあまりドロップさせると壊れるのは言うまでもない。

 

f:id:A2laboratory:20200711235305j:image

6V6 シャーシと共に加工してきた。

メーターはJunkのボロで、2.3か2.5のナットも端子も無い外し品である。

ただ、メーターとしては動作するから再利用。

ナットの代わりに動線を巻いているだけだからガタッているが自分用だからこんな程度でも良い(笑)

コストを極限に抑えて楽しめりゃ、それで良い(爆)

f:id:A2laboratory:20200711235207j:image

そんなでパッと組んで試してみると、抵抗を燃したり(笑)

計算したら3Wみあるのに1/2Wを入れていたり(笑)そりゃ燃えるわw

無負荷運転で5Z3の4番からは530V出て、定電圧放電管に入れてやると凄い事にリプルがピタッと消える。

大きいコンデンサは必要ないが、谷があるとノイズになるから、10μFを入れてやると静かになった。

これをMOSFETでドライブして出力。

と、色々やっていたら、ゲート部分をショートさせてしまい瞬間に素子からバチバチと青白い閃光と白煙が上がった。

S-D間230V最大だから、480V程ドロップさせたのと同じ事であるから、飛んで当たり前。

あーあ。やっちまったなぁ(^ω^;;)

f:id:A2laboratory:20200712094224j:image

焼けたG抵抗。

煙が出たのはこっちかも(^^;;

f:id:A2laboratory:20200712094220j:image

交換したついで、Bヒューズランプを入れておいた。

合計180mA程と思うけど、300mAランプが結構と煌々と燈っているから、寿命は短いかも知れない。

まぁ何か異常があれば即断するだろうが、それでもFETの方が先に飛ぶかな。
f:id:A2laboratory:20200712094216j:image

試験運転.....

....熱い(^ω^;;)

シャーシが放熱器だから、熱くなるのは致し方ないのだけれども、結構熱い。

ケミコンは105度品だけども、これもまた寿命が縮まりそうな予感。

 

f:id:A2laboratory:20200712095009j:image

暫し試聴していると、ボリューム中程でノイズが出る事に気付く。

100kVRが良かったが、手持ち250k以上しか無かったから250kを使ったが、どうやら何か上手くないと様子。

試しにグリッド間に50kを入れてみると少し静かになるが、ゼロと最大以外はノイズが現る。

カップリングでカットしてやった方が良いのか、他に原因があるのか、探ってみる。

6V6 AB1 小型ステレオ

f:id:A2laboratory:20200711190851j:image

エリミネーターとは別ユニットで組んでみた、最小サイズの6V6 AB1。

初段、ドライブは5670、2ユニットであるから、1本で用が済む。

入力は500mVもあればフルスイングする設計にしてある。

初段は私としては珍しい、Rp200kを使用。電流は流さないが増幅率は稼いでいる。

P-Kドライブの方は少し流して3mAで、6V6をドライブしている。

AB2にはならないが、6V6はハイμでドライブしようとすると上手く動かないという経験がある。

専らそんな大信号は不要だから、Midμ程度で十分である。

回路はものの葉巻1本で書いた簡素なものである。

書いても書かなくてもピンアサインだけ分かれば、頭で描ける程度。

位相反転はP-Kで、ACバランスを調整できる様にするか迷ったが、良い塩梅で固定とした。

高級機でも、なかなかお目にかかれないが、ACバランスも本当は調整するべきであって、DCバランスに凝るのであれば、ACバランスにも目を向けた方が良いのは言うまでも無いが、調整しているのは一握りもないと思われ。

カレントミラーの場合は高忠実に再現されるから、その様な必要は無いが、大抵P-KかP出力をGへ戻す方式が多いであろうが、そういった回路の場合はACバランスの調整が必要になる。

調整VRは、-Cバイアス、DCバランス、ACバランス、この3つは必要になる。

しかし別段、上手い塩梅に設計されていれば、調整はなくても問題は無い。

キッチリ追い込んだ方が良い音なのかと言えば、それは色々だから、何とも言い難い。

故障の可能性を考えるのであれば、シンプルな方が良いのは言うまでも無いが、バランスが崩れている様な場合は、片方ばかりがすぐに壊れるなんて現象が起きたりするから、一概に言えない。

あとはエンドユーザーの趣向とである。

今回は最大出力ピークランプを設けた。

6V6はデーターシートより最大でも14W程度だから、普通一般で使う場合には、全く満足の行く出力であるが、デカイ音でガンガン鳴らしたいという人もいるから、最大出力でクリップしているのか、それとも回路的に上手く行っていないのかを一目瞭然にする為に放電管を付けた次第である。

ピークランプがついた製品としては、ソビエトLOMOのフィルムアンプ、他フィッシャーのアンプがある。

製品になっているのか不明であるが、RCA Munualより、参考回路図集にもピークインジケータ付が載っていた。

これらは単に出力のプレートから、最大出力時の電圧を放電開始電圧とで計算して入れているだけである。

VRを追加すれば、スピーカーに合わせた最大出力レベルメーターにもなる。

ただ気を付ける事として、プレートの線をあまりにも長く引き廻すと発振の原因にもなり兼ねないから注意が必要と考える。

信号が入っている時は結構大きな電圧と電流が振幅しているからである。

f:id:A2laboratory:20200711190849j:image

コンパクトにし過ぎたか、線を束ねられる程の隙間も無くしてしまった(^^;;

フォノイコライザーであれば、コンパクトな方が良いが、パワーアンプではどう出るか。

f:id:A2laboratory:20200711190858j:image

完成。

通電試験してみようと思った時には、出社時間が迫って、今日はお客さんの訪問予定が入っているから、自分のは後回しにした。

 

f:id:A2laboratory:20200711190855j:image

帰宅後、電源を入れてみると1発OK。

問題ない。

ハムもノイズも綺麗で、電源を別ユニットにすると、かなり静かにできそうだ。
f:id:A2laboratory:20200711190844j:image

然し乍ら、試験電源が容量不足でフルスイングさせる前に歪みが出てしまい、上手くないから、もう別電源で300Vを印加してやると、170mA流れて歪みも少なく具合が良い。
f:id:A2laboratory:20200711190901j:image

発熱はやはり大きい。

電流が流れている分、熱くはなるが、ヤワな球じゃないから、問題ないだろう。

 

youtu.be

ピークランプがパッと光った時は最大ピークが入った時。連続点灯の場合は連続クリップ。

動画でも判別がつくが、煌々と光っている時はかなりの歪みを感じる。

かなりの爆音でもあるが(笑)

cccp 6V6

f:id:A2laboratory:20200708000122j:image

片付けしていて出て来たcccpの6P6Sは6V6相当の球。

思い返すと、尋常の3年か4年かの時辺りに作った電蓄は、初段6SJ7、終段6V6の2球で、Magnavoxの国産コピー、Silvervoxの10吋は後面開放型でも結構良い低音が出ていた。

6SJ7はガイドピンが折れたエミゲンのお粗末な物を使って、6V6も殆どエミッションが無いような、もう6V6とは言えない様な、そんな球でも、無理させて音を鳴らしていたのが実に懐かしい。

その頃からクラシックコンポーネンツには行っていたが、当然新品は買えないから、エミゲンかショートの廃棄される球が入ったガラ箱から貰ったもので。

ショートは叩いて直して、エミゲンはヒーター電圧を上げて無理矢理使っていた事もあるが、ノイズが凄かったけども、音が出るだけ良かった。蓄音器じゃあ鉄針でSP盤を痛めるし。

それでも6V6はなかなかゴミに出ないもので、文字の消えた売り物にならないのを社長が確か900円で譲ってもらったと記憶。

その頃はリチャードソンからクラシックを社長が買い上げたが、実質的な社長ではなく、元の明和電機の社長であった頃だったと思う。

まもなくして、明和電機の方はビルジングの解体とで無くして、クラシックも今のビルジングに移転して今に至っている事と思われ。

f:id:A2laboratory:20200708000120j:image

まぁ、そんなセットを作って遊んでいたというのも、平成の話だから、そんな昔の事じゃあなくて(笑)

当時の秋葉原は、70代、乃至もっと上の人が結構いて、話したがりだったから、結構色々と勉強になっていた。

今こんな事をやっているのも、多分そういうのが有ったからと思われ。

 

さてさて、cccpの6V6似は、カーボンブラックで、それも濃いタイプで、透ける事が殆ど無いのであるが、傍から覗くとカソードが随分と平たく大きい事が見受けられる。

純然たる6V6は楕円のもう暫し細身だった記憶がある。

ハンコ偽造のcccpでなければ、モノも出来も良いが、その良さを知らないから安価で出回っているのであろう。

その方が有り難くはあるが(^ω^;;)

 

これらが4つ揃っているから、AB1を作ってみようか。

昔は音が鳴れば嬉しかったものだが、次第に欲が出るもので、より良いものを欲するから、無駄の無い球構成で均衡の良い回路設計とで、1つやってみる事にする。

 

電源アダプタ 残留ノイズ/対策電源ユニット

f:id:A2laboratory:20200707091438j:image

DENONDAC付属ACアダプタであるが、これがノコギリ波を出すとの事。

f:id:A2laboratory:20200707091445j:image

無負荷時、10mV程見られる。

周波数カウンタは、Lowerになってしまい計測不可。

f:id:A2laboratory:20200707091442j:image

定格15V 1Aであるから、20Ωの負荷を繋いで波形がどう変化するか見てみる。

f:id:A2laboratory:20200707091448j:image
安定しないが、大凡100c/s辺りでスパイクノイズが発生する模様。

20mVか30mV程ある。

作った低周波ノイズフィルタも、ここ迄低くは出来ないから、意味を成さない。

普通に平滑不足乃至、平滑不良の球アンプみたいであるが、球アンプではスパイクノイズは普通は出ないから、独特のスイッチングノイズで、ハムとは言えないだろう。

ハムノイズの定義は、正弦波の低い電源周波数の示す。

2次、3次という様にIMの場合のハムではなく、バズと言われるが、まぁ大凡ハムで引括められている感がある。

 

ノイズ無しの超真っさらにするには、バッテリーという手があって、以前にAC両用バッテリーユニットを抱えたパワーアンプマランツかLuxかで有った様な記憶がある。

 

今回はアナログ的にトランスを希望されているから、フィルタを組んで、石でドロップして電圧を安定させる方式にしようと考えている。

ドロップで電圧の安定と、リプル取りの両立となるだろうが、ドロップが多ければリプルは取れるが、今度は熱になるから、この辺りのバランスは考えないとならなそうである。

ミテクレは兎も角、内容重視で低費用高品質に仕上げる方向で行く。

 

f:id:A2laboratory:20200708094658j:image

シャーシ加工。

f:id:A2laboratory:20200708094809j:image

試しに通電。

結構トランスのレギュレーションがあまり良くない様子。

28V1Aタップで無負荷で37V出ていて、500mA流すと29Vに落ちる。

定格最大1A取ろうとすると、大分電圧が下がりそうな雰囲気がある。

あまり電圧に上下があると、素子もケミコンも耐圧オーバーに成り兼ねないし、かと言って抵抗で電圧を下げると今度は、負荷が掛かった時に電圧降下が激しく、定格15Vが維持出来なくなる。

であるから、MOSFETとツェナーDとでトランスのレギュレーションの悪さを抑制、平滑してやり、最終的な調整を3端子レギュレータにて欲しい電圧に制御すれば良かろう。

低コストと思っていたが、結局費用が嵩んで利益にならない仕事(笑)を毎度ながらなってしまったが、並みの安定化電源に劣らないであろう。

f:id:A2laboratory:20200708234745j:image

2段 平滑にてリプルは無負荷、負荷時で観測不可、バッテリーの様に真っさらになった。

但し5mV以下でラスタがボケる為、ホワイト系のノイズが残っている様子である。

周波数的にはカウント出来ないし、波形としては見る事が出来ない。

ただラスタの一本線の上下にゴーストが現れているから、完全なる無の状態とは言えない。

素子のノイズを鑑みて、セラミックCを入れて高周波ノイズ対策としたが、アースサイドをプローブで当たっても、やはり同じくラストがボケる現象が観測出来たから、オシロスコープ、アース、間の問題かも知れない。

ただ、付属のアダプタのノイズよりか数倍小さい値だから、これでも全く別の世界になる事であろう。

電圧は負荷の有無に関係なく非常に安定が良い精度が出ている。

電灯線電圧が上下しても、出力は一定を保つから、電圧はまるで電池の様に綺麗である。

f:id:A2laboratory:20200708234750j:image

電源アダプタがこんなに大掛かり...

でも、電源は重要です...

2020/07/08

2020/07/07

先日OHをした回転振り子の記念時計であったが、上手く動かないと帰って来た。

f:id:A2laboratory:20200707175354j:image

どれどれと水平を調整しレバーを下げて動作開始から6時間経過。

動作に問題はないが、歩度をグルグルと回されてFastに倒れているから、かなりの進み傾向で動いている。

youtu.be恐らく水平が出ていなかったのではないかと推測。

安全器の円錐が接近していることもあり、揺れが360度自由に小刻みに振動出来るかを確認する必要がある。

完全に中心が出たら、振り子は僅かな捻れでも、中心へ戻ろうとするから、振れ出す。

 

この回転振り子の歩度調整は、必ず安全レバーを上昇させて、振り子を固定して触らなくてはならない。

死点以外のフラフラと動作中に振り子を触るのは極めて危険であり、糸バネ切れ、外れの原因になるからやってはならない。

当時の取り扱い書は生憎持ち合わせていないが、明記されている。

 

2020/07/08

今朝方も問題なく運針している。

特に止まる気配は無さそうだ。

1つ思ったのが、水平器を底面に固定設置し、機械水平の位置へ印をしておけば、どの場所へ設置しても、その印へ調整すれば、機械水平が出ると考えた。

生憎水平器は持ち合わせていないから、買いに探しに行ってみる事にする。

本体が幾分小さいから、かなり小型の薄い物が良い。

プリアンプ修理 その後

f:id:A2laboratory:20200706120145j:image

組み立て、線を縛って完成。

ケーブルを1本の糸で結わいて束ねる方式は、今でもNASAが続けているそうで、タイラップの締め具の出っ張りを無くす意味もあるし、縛った方が信頼性があるのだとか。f:id:A2laboratory:20200706120148j:image

100万の投資...確かに良い部品は使っているけど、見た感じ高くて25万かなぁ。

トランスは中古の様だし、ボッタクられたというか、完全にやられてるとしか言えないかな...f:id:A2laboratory:20200706120200j:image

まぁ、こう綺麗に仕上がっていると、100万の価値が出るかも...?(^ω^;;)

f:id:A2laboratory:20200706120142j:image

試しにDiskで音出し。

入力を入れても音出ず。

配線を確認すると、赤白の線が反対にハンダしたらしい。

ここは番号振って外したが、赤白は表記がないから、逆付けした様だ。

キャノンの方を逆さにして解決。
f:id:A2laboratory:20200706120151j:image

ユニットを組み込んでも発振はなく、安定している。

レコードを聞くには、残ノイズが大きく、“ぅぉーん”、“むぅーん”と結構大きく出る。

直熱管の古いセットみたいな感じだ。

f:id:A2laboratory:20200706120154j:image

シールド線の多用の為か、全体のHiFi感はない。

低域はモコモコ、ピントがボケた様な、歪んでいる様な、解像度がかなり低い印象。

これは電源を強化すると、ボケが締まって来るかも知れないが、ハムはヒーターから来ていると推測。

高域はシャリっとスッキリはしない。

やはりこちらも、ボケた印象があって、飛んでくる感じは無い。

これはシールド線が長過ぎて、ダラダラとハイ落ちをしている可能性が高い。

全体に歪んでいる様な雰囲気があり、まぁ古い廉価民生機並かなと。

形は高級機風な感じであるが、中身は大して事はない。

f:id:A2laboratory:20200706120157j:image

部屋の大半を球がガラガラしている状態で足の踏み場が危うい。

何が何処にあるのか、何を持っているのかすら忘れっぽいから、一旦綺麗にしようとは思うのだが...思うだけ(^ω^;;)