A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

プリアンプ修理 その後

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組み立て、線を縛って完成。

ケーブルを1本の糸で結わいて束ねる方式は、今でもNASAが続けているそうで、タイラップの締め具の出っ張りを無くす意味もあるし、縛った方が信頼性があるのだとか。f:id:A2laboratory:20200706120148j:image

100万の投資...確かに良い部品は使っているけど、見た感じ高くて25万かなぁ。

トランスは中古の様だし、ボッタクられたというか、完全にやられてるとしか言えないかな...f:id:A2laboratory:20200706120200j:image

まぁ、こう綺麗に仕上がっていると、100万の価値が出るかも...?(^ω^;;)

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試しにDiskで音出し。

入力を入れても音出ず。

配線を確認すると、赤白の線が反対にハンダしたらしい。

ここは番号振って外したが、赤白は表記がないから、逆付けした様だ。

キャノンの方を逆さにして解決。
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ユニットを組み込んでも発振はなく、安定している。

レコードを聞くには、残ノイズが大きく、“ぅぉーん”、“むぅーん”と結構大きく出る。

直熱管の古いセットみたいな感じだ。

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シールド線の多用の為か、全体のHiFi感はない。

低域はモコモコ、ピントがボケた様な、歪んでいる様な、解像度がかなり低い印象。

これは電源を強化すると、ボケが締まって来るかも知れないが、ハムはヒーターから来ていると推測。

高域はシャリっとスッキリはしない。

やはりこちらも、ボケた印象があって、飛んでくる感じは無い。

これはシールド線が長過ぎて、ダラダラとハイ落ちをしている可能性が高い。

全体に歪んでいる様な雰囲気があり、まぁ古い廉価民生機並かなと。

形は高級機風な感じであるが、中身は大して事はない。

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部屋の大半を球がガラガラしている状態で足の踏み場が危うい。

何が何処にあるのか、何を持っているのかすら忘れっぽいから、一旦綺麗にしようとは思うのだが...思うだけ(^ω^;;)