A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/07/08

2020/07/07

先日OHをした回転振り子の記念時計であったが、上手く動かないと帰って来た。

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どれどれと水平を調整しレバーを下げて動作開始から6時間経過。

動作に問題はないが、歩度をグルグルと回されてFastに倒れているから、かなりの進み傾向で動いている。

youtu.be恐らく水平が出ていなかったのではないかと推測。

安全器の円錐が接近していることもあり、揺れが360度自由に小刻みに振動出来るかを確認する必要がある。

完全に中心が出たら、振り子は僅かな捻れでも、中心へ戻ろうとするから、振れ出す。

 

この回転振り子の歩度調整は、必ず安全レバーを上昇させて、振り子を固定して触らなくてはならない。

死点以外のフラフラと動作中に振り子を触るのは極めて危険であり、糸バネ切れ、外れの原因になるからやってはならない。

当時の取り扱い書は生憎持ち合わせていないが、明記されている。

 

2020/07/08

今朝方も問題なく運針している。

特に止まる気配は無さそうだ。

1つ思ったのが、水平器を底面に固定設置し、機械水平の位置へ印をしておけば、どの場所へ設置しても、その印へ調整すれば、機械水平が出ると考えた。

生憎水平器は持ち合わせていないから、買いに探しに行ってみる事にする。

本体が幾分小さいから、かなり小型の薄い物が良い。