A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

モノーラル ダブルアーム用 フォノEQ

注文のダブルアーム用のフォノEQユニットを作る。

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買ったホールソーが不良だった件は初期不良対応で返金になった(?)と思う。

品物は送り返したが、返金されたかどうかの連絡は特にない。

銀行にも行ってないから、支払い関係も記帳しに行かなきゃ。とは思うが、信頼している方々なので、その辺りは全てお任せ。

それは置いといて…

仕事が捗らないから、結局他の径のホールソーで穴開け加工した。
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電源部。

今回は全てを単品で組んで、それをキャビネットへ組み込んで1つのセットとして完成へ。

その方が修繕にも楽であろうと。

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こちらはヘッドアンプ/EQ Cont.
頭にMI-1188のパッシブEQを設けているから、増幅側にEQデコードは不要である。

代わりにかなり信号が小さいから、12AX7で増幅しても、かなりS/Nが悪化した。

それで、オリジナルのユニットは、500Ωで受けたトランスを入れている様である。

都合の良い事に、1:10のタムラの入力トランスがあったから、これを使う。

パーマロイと銅板のシールドがしてあると思うから、リーケージの回り込みは完全と言って良いであろう。

増幅は雑音対策にGE 7625を2段にしたのをヘッドアンプにする。

トランスを入れてゲインが過大となった場合に備えて、ALTECに倣ってゲインコントロールを挟んでおくが、1:10であれば、20mV前後にはなるのではないかと推測。

20mVがμ80で1.6Vとなるとオーバーゲインになる。

p-g帰還でゲインを下げて、インピーダンスも下げて、より安定にさせたとして、μ50になったとしても1Vである。

この後にEQ Cont.を挟んで一度-20dBに落としても、2段の補正で大凡元へ戻る。

 

もう1本もアーム側は、特にパッシブEQは無いから、RIAAデコードで、トーレンスの12AX7のNF型が音が良いという事であったから、これを組む。こちらにもやはり同じくEQ Cont.段を入れる。

 

これを次にブレンドユニットで、2つをブレンドして、1chに纏めてモノ-ステレオで出力する。