A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2024/04/14

音が変になっちゃった。と連絡もらって出張修理。

結論から言うと、600Ω回線に47kのアクセサリを通した為。

600Ω出しであるから、合間に何を挟んでも600Ω:600Ωになるものではないか。という勘違い。

600Ω出しでも、47kで受けるのは良いが、47kインピーダンスになって送り出し、600Ωで受けたならば、低音は出なくなる。

説明をして繋ぎ変え…というか、元へ戻した。

アクセサリを合間に挟んでみたり、通す場所を変えてみたくなる事は十二分に分かる。

だから、やっちゃならぬ。とは言う事はないが、あまりにも合わない物を挟み込んで思っている以上に変色してしまって、どうしたら良いのか迷うならば、やらない方が良い。

しかしまぁ、昨今の市場は、仕様も曖昧な表記で“良い音になる”だのと謳った怪しいアクセサリが多い。

私はこれらの最低限の仕様表記もなく、かなり限定的なマッチングにしか適応していない様な物をカルト物と言うのだと思う。

プロはプロ用じゃなくなった時代があったが、次世代は自称エンジニアはナマジエンジニアの様である。