A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2024/03/21

先日の遺品引受の整理は半分程は出来てきた。

1箇所に置いておくと大量の山になるから各階に分散しているが、減ってきている。

多量のコンデンサは、古い物はフォーミングして漏電をチェックして、使えるか否かを見る事になるが、充電にも容量が大きく電流が流れる様に電解液の化学変化が止まっているのは活性化してやらないとならないし、放電にも時間食う。

明日はまた搬入があるから早く片付けないと廊下が埋まる(^^;;

 

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去年の何時だったか、もう1年近く経ってしまうかも知れないが、ノイマンの設計を模すのに、低電圧且つ定電圧素子が問題になっていた。

この部分は、数十万で売っているコピーに於いては、単3電池を使う方式の物が見受けられる。

インピーダンスも低いし内部抵抗も確かに低いから、良い選択とは思うが、電池を交換する手間、チェックする方法、色々と面倒であるし、手間を掛けないでいたら、それはそれで正常運転をしなくなるから、それこそ最悪な状態になる。

 

オリジナルを見ると紙の筒に入った、恐らくゲルマの様な、古風な半導体であろうと思う。

それに似たのが有れば都合が良い訳であるが、そんな低い電圧の反応の良いのが無い。

半導体の事ならば。と、マキちゃんの所に行ったら、Hさんがいて、そこで良い事を聞いたのである。

それから部品は集めたが、実験していなかった。

高圧を印加するのはコンデンサの充電の傍で出来るから都合が良い。

結論は十分使える事が分かった。

非常に安定している。

ノイマンの合理的で安定性の高い設計は、考え方が変わっていて面白い。

良く考えると、確かにそれでも出来るのか。と感心するものがある。

 

だがしかし、この構造はある時期を境に使わなくなる。

従って、都合が悪くなる事が出てきた事と思う。

それが故障なのか、手入れの手間を考えてなのかが分からないが、何かしらの事が起きる可能性が潜んでいるのだと思う。

その事態になるのには、使ってみる他無い訳である…(^ω^;;)