出張修理で色々作らないとならなくなった物が幾つか。
2mVのP.Uを500倍に増幅したいが、ホワイトノイズが目立つ。
EQはパッシブで入っているから、500倍に増幅すれば良いだけの話なのだが、結構厄介な具合。
初段のフィラメントも相当シビア。
15g掛ければ鳴るとの事だが、まぁ不適当な使い方だ。
カンチレバーがペタッとくっ付いているから、コアに引っ付いてしまっている状態。
無理矢理針圧を高くして、ディスク中央へ引っ張られる力で、コアから引っ付きを何とかすると音が出るという状態。
ディスク溝が逝ってしまいそうだが?
マグネットを外すと寄っているだけになったが、左に傾いている。
マグネットでこれがコアにペッタンコする。
勿論音は出ない。動かないから(^ω^;;)
テンションロッドを触ったらしく、曲がっていて、テンションは片側に弱くなってしまっている。
内側に引き寄せられる事を考えて、片側の高度が高くしているという事は無いと思う。
構造はVictorの時代、あれはもうVictor RCAか分からないが、古風な鉄針のP.Uのデザインと相変わらずで、それをかなり小さくしたデザイン。
モノーラル、バリレラである。
鉄針の頃のは、トレースで針が引っ張られるから、かなり硬いロッドがL字に入ってネジ止めで位置調整していた。
これはカンチレバー軸をロッド貫通と思われし。
ダンパーは崩れて柔らかくガタが出ているが、調整だけ軽くして終わり。