A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

巨大LCR イコライザを動かす

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巨大なLCRイコライザを買ったけれど、どうやって使うのか分からないから、とりあえず試聴できる様に、コスト安で作ってくれないかと送られて来た。

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巨大なトランスチョークトランスではあるが、良く見たら、木枠が入っていて、どうやら巻いてあるのは外側の少しらしい。

でもって木枠はガタガタしている。

こんなにも大きいコアを使うならば、もっと太い線を巻いて使った方が直流抵抗は極限に小さい物が作れそうであるが、.8程度の線が巻いてある。

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インピーダンス的にどれ程か分からないが、パッシブ型であれば600Ωであろうなと推測。

お客さんの所から戻って来た、昔作ったミクサ附ヘッドアンプがあるから、これを改造して、低く出して、また戻してアンプして、バッファで出すのを作った。

簡易でとりあえず鳴らせる様にというオーダーだから、モノーラル。

1chだけならば安上がり。
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聞いた印象はSP盤が程良く鳴る。

明るいかなとも思ったが、普通かな…。

どれ試しにと、スペクトラムアナライザを通してみる。

明るいのは気のせいでは無かった。

ハイCompが10dB高い。

SP盤の場合は、OLD78であれば、高域はカットしないから、-10dBであると、これでもカットには働いてしまうが、RIAAよりかは明るい音がするのも当然か。

LPを聞いた時には、かなりシャキシャキした音が出るかも知れない。

 

SPを聞くなら程良い。