A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

RCAのP.U

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仕上げに1000番で磨いたが、代わりないかな。

流石ダイヤモンド。超硬い(^ω^;;)

数日やって総合時間が何時間か記録していないが、それでピカピカになっただけの様であるから、それを考えると録音盤如きでダイヤモンドが減るのか?

多分減らないと思われるが、音溝を擦っている際の接触温度は100℃を超えるそうで、この熱でダイヤモンドが化学反応で炭素へ戻るそうである。要は減るという事なのだとか。

そうか、思い出した。

以前に何処かの研究所が作った、太陽光を1点に集める大型装置にダイヤモンドを置いた実験で、ダイヤモンドが徐々に消えていた。

なるほど…。

いやいや。太陽光の温度とディスク上に起きる温度は比にならないであろうに…(^^;;

まぁまぁとにかく、ダイヤモンドも高温には弱いという事なのであろう。と頭の片隅に置いておこう。

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ウェイトを修繕しておいて、全くそれの確実性を調べなかったが、どうも軽い時の暴れている時の音に近い気がして、調べると10gと非常に軽い。

これはよろしくない。

オリジナルは倍以上ある。
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ウェイトも削って調整するが、その前にアームの上下の動きも少し粘っているのか重いから、これも分解掃除。

かなり錆びていた。
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ウェイトは重過ぎるから、穴を開けさせてもらって調整。

今度はオリジナルに近似になった。

同じ録音盤を再生しても、キーキー音がして良くない。

おかしいなと思って他の録音盤に交換すると分かった。

キーキー鳴いていない。普通である。

1度でもキーキー鳴いた録音盤は、そのキーキー音が溝に彫り込まれてしまい、次の再生でもそれが現れるという事が分かった。

軽いのは要注意である。

 

これにて完成とする。