A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

メタル管

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メタル管は極めて人気がない。

内部電極が見えず、ただ温まるだけの黒か赤の金属棒であるのが原因と思われし。

そんなメタル管であるが、金属缶に入っているだけあって、シールド性は抜群に優れている。

“そんなこたぁ分かってるんだよ。見た目が気に入らないんだよ”と大阪のオバチャンも言っていたけれど。

そんなで鉄屑扱いされているのが多くて、当方でも有り余って仕方なく売れない物を鉄屑屋に持って行ったのがあるから否定は出来ない(^^;;

探すとガラ箱にゴッソリあり、レアーな5T4もあるし、出力管も揃う。

ならば、メタル管のみのアンプが組めるかもと、幾つかセットになる物を拾い集めた。

変な赤のもあったから拾っといたが…
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アメリカ製のPhilipsだそう(笑)

よくこの赤あったなぁw感心しちゃうw

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本来は5693以外に赤は無い。

GTオクタルの赤=5693。
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ボチボチ、ステレオになるだけはある。
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6C5も赤くしようとしていたのかな。

赤くし損ねたかな(笑)

 

データシートを見て、使い方を考える。

6C5は7A4と同じと誘導され、6J5も7A4と同じと誘導された。

gmは6C5が2000、6J5が2600。μは同じく20。

バイアスも電流も大差ないから、挿し替え出来る。

RFの場合は内部容量が異なるから、発振周波数に変化を起こすか発振しなくなるかも分からないから、RFでは挿し替え出来るか不明。

短波のOSCだったら多分パッティングを再調整が必要そうな気がする。ほんの数pf差だけども。

AFに使うとゲインは13と記載がある。μ20だと電流とで13倍は良い線だろう。

 

6SR7はペントードかと思っていたが、検波附三極。

μ16だから、UY-27と良い勝負かな。

コントロールアンプかバッファアンプにも良さそう。

 

6SJ7のガラスは殆ど無いが、探せば出てくるかも?メタルはすぐに4本出てきた。

三結では電流を流すカーブしか無いから、拡大した図が欲しい所。

カーブトレーサー作らなきゃって…部品集めて其の儘だ(^ω^;;)

よく見ると案外綺麗に揃っていなくて、カットオフ側は詰まり気味。

ギターアンプやら電蓄では小さい頃から馴染みの球だけど、あの頃は特にデータシートを見る訳でもなく、昔の回路図をコピーして作って、かなり良い加減な事をやっていた。B電圧はまぁ今とあんまり変わらないけれど、300vは印加していたんじゃないかなぁ。

終段は360v位かな。古いトランスって結構高圧が出ているモノで。

こうカーブを見ると、電流流せるならば、やはりバッファに向いているかな。

A2で押すのには具合良さそう。

 

6SG7はセミリモートとあって、カーブ図は無いが、AFの動作例が。

μ幾つあるのか?gm4000らしいから、30位かなと想像。

セミリモートだからμはバイアスで可変出来るだろうけれど、セミだからそんな可動域無いのかな。

AGCかエクスパンダに使えそうだ。

ppにしないと波形のバランスが悪そうであるが。