A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

6AN5 如何二調理ス。

f:id:A2laboratory:20221107110642j:image

球屋が在庫に匙投げを始めている、6AN5。

ペントードとあるけど、ビーム。

Pd4.2w(Eb120)Po1.3w

昔にヘッドホンアンプをこれで作ったことがあるが、1.3wは得られるかも知れないが、かなり歪みっぽかった記憶。SRPPは要研究。

多分良くないと知られているだろうから、作る人もそうそう物好きでないとやらないと思う。

100や200は軽く在庫があり、更に入って来たから、バンバン実験してどうにか使い道を考えて消費してしまおうという考え。

どうせ売っても年数本売れるかどうかだから、所場代の方が高く付く(^ω^;;)

f:id:A2laboratory:20221107190556j:image

試しにパラppにしてみたが、発振する。

カップリング、Kcは入れると良く発振し、プレート線の場所で発振の具合が変わって、テルミンの様に遊べそう(笑)

手で線を持つと止まるから、楽器として使うならば、線の間隔と長さを可変出来る様に、木に巻くとかすると良さそう(笑)

 

シャーシ内も線の取り回しがシビアになりそうだが、sgやpに各ストッパー抵抗を入れてやり、sgは0.1μFかでカソードへ戻してやれば安定は良くなりそうな気はする。

パラで120V100mA(トータル)以下は歪みが多く、セルフ100Ωで-10vである。

これ以上深く入れるとB級に近くなる。


f:id:A2laboratory:20221107190550j:image
f:id:A2laboratory:20221107190553j:image

ppであるし、まぁ程々綺麗に上下揃ってクリップしたのが8Ω負荷、6VpだからRMS4.24v、Po=2.25wである。(完全クリップ)

4vp、即ち1wの時点で緩く歪みが増している様に見えるから、具合良いのは1W以内。

まぁまぁ82dB/W以下の鳴らないスピーカーを使わなければ、静かなBGMとするなら上等かな。

壁の薄いマンション也で使うのが程々良さそうだ。

まぁ80dBも出たら口吹警笛、ホイッスルと同じ音量。

今はもう何処の電鉄も戸締め合図にホイッスルを使う事は減っているのかも分からないけれど、屋外であの音量だから、家でやったら結構なものだ。

一派的に話し声は60dB程。

赤ちゃんの鳴き声は110dB。

うるさいレベルのコンサートが140dBで、花火大会の大玉と射撃音が同じだそう。

振動5強の地震で230dB程だそう。確かに聞いた事ない家が崩れるのではないかと思うヤバそうな音がする。

 

§ 

 

パラppをやめて、ppに変更してみた。

発振の気配は止まり、出力は4Wになった。

安定が良くなった様だ。

パラって使う場合はストッパー抵抗が必要であろう。

100Vラインで直接動く様にしたら、どうなるのか試したが、Po1.5W程々になってしまうが、A級ppであれば実用的な範囲。

B級では低域が痩せて小音量時の再現性が悪い。

倍電圧整流にするか、検討して実験機を作ってみる。