A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

シャーシ

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PT15のシャーシを加工してきた。

黒塗りの枠は角も溶接してあるし、鉄だと思い込んでいたが、穴を開けたらなんだ。アルミなのね(^ω^;;)

そうか、この軽さは総アルミなんだな。

イデアルの鉄箱の時を思い返すと、あれは結構重かった。

加工も大変であるが(^^;;

大穴はかなりトルクが要るし、歯が焼けるから油をくれないと切削具合が悪化。

ハンドボールでやるとすると、大きいのは相当酷。

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シルバーのアルマイトだけの方が良いのではないかと、うちの者が言っていたが、シルバーもゴールドも一般的過ぎて芸が無さ過ぎて面白くない。差別するのと一芸入れたく、毎度のアイボリー。

銀座線のユニットを作っていた時がやはり私の中では一番大きい。あれはマットのアイボリーであるが。

乗客が触る物ではないが、今日も無事故で運行していて幸いである。

全国区の国鉄、新幹線を含めてユニットは作っていたから同じ事が言えるのだけど、一番身近で、作った物が付いたのを見ながら乗車して、より実感がある。

営業車に乗ってユニットを見ると、まるで自分が作った物ではないかの様な出来栄えにも見える不思議がある。

誰が作ったのか知らず知らず乗っているであろうが、実は一番皆様の近くで動作しているかも。縁の下の力持ち…なんてカッコイイ事言えるかな(笑)

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トランス下になるネジ部分はトランスの脚を避けたら、其の儘取り付けられる事は知っていたが、あわよくば避けられるかも知れないと、少し甘えて作ったが、実際に載せ込んでみると、そんな甘えは通用しなかった。

サラ面取ってサラネジを使ったが、このサラネジも不思議な事に、メッキありは安いのに、メッキ無し真鍮素地は何故だか高価。

考えてみたって、メッキ工程がある方が高く付くだろうが、何故その工程の無い物が高いのやら(^ω^;;)

キロ買いした箱のネジは生きている間に使い切れるか…(^ω^;;)

 

とにかく、この機体は少しの甘えも効かない代物(^ω^;;)

重さも然る事乍ら、心して作らないと本末転倒になりかねない。

 

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トランスは、ひっくり返した時に立つ様に良い配置(笑)