A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

117P7 カステラ Five Star.

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仲卸が閉店しちゃうものだから、小売店が仲卸兼になっちゃって、例え1台頼まれても、工場に1個では注文出来ないものだから、在庫を多く抱えてしまって、支払いも其れ相応に来ていて、何が何でも売らないと首絞まるという(^^;;

トランスも手巻きした事であるし、幾つか作って一番良いのとで組み合わせて、最新作とした。

廉価版をまた幾つか作る。

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塗装は面白がってまた色々やった。

茶色の上下に中、黄色。カステラみたいになった(笑)

まぁこれが大変で、黄色らしい黄色に色が入る迄に、結構塗り重ねないとならなくて、時間も掛かるし、薄くやらないとブクブクにして失敗。やり直しを数回やってしまって、手間ばかり食ってしまう。

最後の方は最早意地になって塗ってやった様な感じで、コストをかけ過ぎた。

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出力は4Ω4W。ステレオで8W。

8Ωで2W+2Wである。

今までシングルであったが、プッシュプルであるから、歪みの上昇の具合はシングルよりか柔らかいであろう。

入力トランスもpp用で巻いたもので、テレフンケンのデータシートと同じ割合で巻いて具合が良い。

出力トランスも、このサイズでpp用は一般市販されていないから、巻くしかない。

一般よりか少し多く巻いているから、含みのある奥深く細かい音がする。
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試しにHS-400で試聴。

中高域が暗いのは同じだったが、ハイが明るくなったかな。シャリっとした。

低域は割と豊かに鳴るのは分かったが、ボンつきが薄らいだか。タンノイとで比べるとやはり暗さを覚えるが、807ppで鳴らすよりか、まだまだ良い。

案外鳴り難い近代のスピーカーとで、相性が良いかも分からない。

 

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巻いた入力トランス。

ボビン一杯迄、0.05mmの線を巻けるだけ巻いているから、これも一般市販よりか断然、鉄:銅の割合が銅の方へ倒れているハズである。

古典トランス的な鉄に頼るよりも、銅に頼る方式。
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OPTは先日作って実験した、絹巻線のpp用を乗せた。

これも同様にシングルで少なく巻いてあったものを、倍巻き+αしてppにして、絹巻線を普通よりか多く巻ける様に少し細いので沢山巻いた。

スピーカーのVCは0.08とか.1とか、結構細いのが巻いてあるから、OPTは.5もあれば、十分そうである。このサイズならば。

それにしても、何故小さいOPTでpp用を巻いていないのか疑問ではあるが、まぁまぁ、ない物は作れば良かろう。

 

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