A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ステレオブレンド用 フェライト

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0.05mmを1000Tづつ巻いてみた。

ステレオで巻くためにインターリーブにして計2000T巻きになる。

同じターン数でも内側は距離が短いが、外側は長くなるから、これをなるべく大きく差にしない様にしてみたい考えから。
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ボビンにまだ巻けるから、MCトランスでも難なく巻ける。

ただフェライトコアというのは如何なものか。バーアンテナだったり、IFTのμ同調のコアだったり、テレコの削除ヘッド用発振コイルだったり、高周波で使われているのを良く目にする代物であるから、低域が鳴らなくなるのではないか?とやら、会社でお客さんと話していたのだけれども、確かにフェライトコアの低周波OPTだとか、見た事がない様にも思える。

とにかく実際作って試聴してみる。
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珪素鋼板の物よりも、クセが少ないかも分からない。

トランスを出てまたトランスを通すと効率が悪そうであるから、6V6の抵抗結合のアンプに変更して試聴したが、やはり珪素鋼板は中高音に立ち上がりがある様なピークが隠れていそうだが、フェライトは直接繋いだ時と変わりない様に思う。

ステレオブレンドも上手いこと行っていて、どちらか片chを外すと音が大きくなる、乃至ハイが出る様になるという差が、抜き挿しして分からない。