A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2台目

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中高音は出ていて良かったが、低域と高域が欲しい。改善を願う。という事だったから、2台目は低域の改善にデカップリングを増やす為に10μFの513Cを2個追加。

これで少しは低域の通りが良くなって出る。

高域はシャリっとした方がより出ている感じがするから、セラミックを使用するか検討中。

 

ヴィンテージを超えて、アンティーク、それも最初期に近い様な部品で、当時は無かったHiFiで鳴らしたいという趣向に方向転換するのは、あまりにも無理難題、無謀にも思える。

ワイドレンジの時代に入れば幾分近代的ではあるが。

 

アンティークカーで言えば、乗り心地は最近の車と同じにして...そう言っているのと同じであろう。

なぜ新しい機種が開発されるのか。これを考えれば、劣っている部分を改良を重ねるわけで、改良をした物は気に入らないが、道は新しく更新されるから、古いが性能は今と同じにしたいというのは、都合が良過ぎる。

当時の100%の性能を200%引き出すのは難しい、いや、無理難題。

専ら、100%も引き出す事など出来ない。もう既に1世紀近く経とうという代物である。

そこを理解頂けると話が早いが、難しいかな。

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前回はとらなかったが、F特を。

1kcを境に-10dBと思っていたが、よく考えたら2kc付近が山になっているだけで、全帯域は出ている。

少し山をカットしてやれば満足行きそうでもある。

どちらにしても、ローはブーストして欲しいとの事であるが。
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試しに音楽ソースを試聴。

ここで聞く分には、そこそこ出ている印象。

図太い重低音はドッカリ来ないが、当時は超低域なんて再生は不可能だったであろう。

 

さてと。ラウドネス回路を考えますかね。