A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ダブルコントロールアンプ

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2トーンコントロールアンプの続編。
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3kc辺りから持ち上げたい設計だったが、500c/s辺りから持ち上がってる。

中高音も一緒に上がるから、Tannoyでいう所の“エネルギー”っぽい雰囲気。

フラットにすると綺麗に揃う。

低域のブーストがクラブハウスの卓みたいな具合。
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ヒースキットの方が1kcセンターでV字になる。

低域は自然に上がる感じで、所謂オーディオっぽい。

高域はシャリつく部分の上がり下がりと言った所。

フラットにはならず、15kc-20kc辺りが持ち上がりっぱなし。

下げると他も減衰してしまう。

所謂HiFiらしい感じがするエッセンスである。

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箱に収めた所。

ミテクレはまぁまぁ。
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裏側。

今回はシリコン整流にしたが、元気の良いKX-12F風な内部抵抗を再現して、更にコンデンサを抱かせて応答速度をボカした上に、もう1段入れたから、ブラインドテストでは定めし分からないであろう。

 

尚半波整流であるが、ハムは聞こえなかった。

割と上質で自分も1台欲しくなった(笑)

トランス出力はゲインも高いが、特性が悪かったから、NFBを掛けて補正している。

ダイレクト出力も設けたから良し悪しを確認出来る。

これにて完成。

 

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試験に聞いているけど、大きい音の場合はブーストすると逆効果。

ドンドコし過ぎて疲れそう(^^;;

小さい音の場合はブーストして丁度良い。