A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

4号自動

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4号をまた入手。

ダイヤルが戻らないという故障モード。

前オーナーは着信専用として使っていたらしいが、使い勝手が悪いから不要になった事と推測。
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ダイヤルを分解し時計と同じ要領で進める。

AEの24型と同じデザインであるが、改良品と思われ、ダイヤルを引いた時の、ゼンマイを巻くカチカチ音防止に、爪にダンパーが取り付けられている。

2号自動電話機に付いているダイヤルはAEの物であるが、その様な機構は無いからカチカチ鳴る。
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オーバーホールし速度を測るも、元のバネ掛け位置では遅く、ガバナーを調整しても速度が規定速度迄上がらないので、バネを一段強く掛け直し、これで具合が良くなった。
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エンブレムは元から無く、ストレートケーブルという所を見ると、構内電話機の類なのかな?

はたまた個人購入の電話機かな?分からないが、ストレートの4号は初めて手にする。

後で通話試験機にも掛けてみる。