A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

低コストアンプ pt6

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本体ケースもブーンとリーケージフラックスの影響で鳴ってしまっているが、僅かハムも残っている事が気になる。

見ると100mV p-pでノコギリ波に似たノイズが観測できる。

多少のリプルがあってもppであるから打ち消しあって静かになるが、sgに2Vの同上のリプルがあるから、これが影響しているらしい。

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更に気になる、スー、サーというノイズがある。

電源を切ってもリーク抵抗を付けていなかったからB+にリーク抵抗を追加し、ヒーター部分を117のカソードに繋げて2000pfでデカップリングとして試聴してみるとノイズレベルがかなり下がった。

トーンコントロールは、発振の気があるから、局部負帰還をさせて増幅度を少し下げてやると更に具合良くなって来た。

しかしながら、まだHi-compをMaxにすると発振の気があるから改良が必要。

線の取り回しが問題になって来ているかも知れない。

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sgにどれ位流れているのか、調べる抵抗が無いから、推測でやったら2WのABの抵抗が膨らんで焼き壊してしまった(^^;;

8本になると結構な電流になって、Esg76Vで120mAだった。

ドロップして電圧を低くした方が低域がドンドコする感じがしたが、ある程度電圧は高い方が良い様だから、ドロップは少なくデカップリングを入れてリプルは100mVになった。

ノイズはトーンコントロールから来るもので、ハムは感じられない。

まだ全体ゲインが高く、ノイズを増幅している方が高い様だから、具合良い様にLパッドで調整する事にする。