先日、訪問先で見つけて譲ってもらったスイッチ。
WEの46Bアンプの電源スイッチなのだそう。
私にはその価値が分からないけれども、¥1000k以上もするアンプなのだとか。
このスイッチ、掛け金を弾く様式のバネ付き接触子で、瞬間にON-OFFをする様になっている。
またその感触が何とも良い感じで、カメラのシャッターの様な雰囲気である。
あれも、落ちるかな、落ちるかな、という具合迄押し込んでおいて、待機して、ここぞと言う時に落とす。
あの様な感触である。
デザインは、所謂ランプのスイッチに似ているが、少々あれよりか大きい。
3路Cが丁度2つ入った物で、ステレオで信号切り替えでも使える。
琺瑯で絶縁は最高である。
接触子自体は、鉄片の様である。バネっ気がある様に、接触子受けはリン青銅であろう。
まぁ良く出来たスイッチである。
これが大凡1世紀昔の物とは思えない完全なサマで、完熟している。
今の現行品は、随分と熟れ過ぎて腐ってしまった様な出来に感じる。
それで、使い道は入切をアウトレットを抜き挿しして使っているアンプの電源か、試験用にスピーカーの入れ替え用途でも都合が良い。