A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2022/07/28

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叩いては確認…

本当は詰めてリーマーで仕上げるのが最良だという事だけど、リーマー持ち合わせていないし(^^;;

ガタが無くなり、詰まる寸前で止める。これを両面。
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もっと良い叩き台が欲しい(笑)
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アンクルを入れる前に調べたのだけど、3番車の外カナがかなり偏心していた。

中抜きも偏心しているが、外歯も偏心しているとホゾ穴が摩耗すると止まる箇所は止まる、止まらない時は止まらない、これが発生していた訳だ。

1回転が大凡20分位なのだろうな。

本来良くないが、当時としてはまぁまぁ、こんな事もある。

エラーコインが出回る様なものかな。大らかというか(笑)

タガネで元の位置へ戻してやったから、暫く…10年位は平気なのではないかなと予想。

アンクルは角度調整の幅を変更出来る事を発見。

近くに寄せられたから安定も良くなる。

歯先で蹴り出しをやるとショックも大きいし歯先が痛み易い様な気が。カチカチうるさいし、蹴り出しが甘くなるし。

振り幅は減少するけれども。

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それでも最大に接近させても振り幅はあまりないけれども、ケースに対して妥当なのだろうな。

稀にケース一杯に振る様な元気の良いのがあるけれども、あれとは勝手が違う様だ(笑)

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試運転。

12時間で15分遅れだった。

振りベラが僅かながら短くなったから進むかと思ったが、アンクルを寄せた事もあるからか、それとも振り子をバラした事があるのか…分からない。

ネジ切りはこの頃にしてはしっかりした山があり、ガタは少ない。良い方だ。

 

 

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KH 服部時計はドロップ電球を注文しておいたから、来るまでは直で様子見しているが、巻いている様子がない。

と思ったら、振り止まりした。f:id:A2laboratory:20220728145117j:image
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スイッチを触ってみると、パタンと動いたから、スイッチ機構が渋って問題ありの様子。

巻き上げが不良だったからゼンマイを切らなくて済んだのかも知れない。

スイッチ部の手入れはしていなかったから施しておく。

タイムレコーダーの方は、マイクロスイッチが直に接触して検知していたハズである。

それを考えると、これはその1世代前のデザインかも知れない。

何かしら問題のある構造なのであろうと思われる。

バネで引くスタイルは古風なスイッチに良くある。

原因はバネ引きの相手側の金具と干渉していた事による。

板金が元々曲げて調整してあったから、後で頑張った様な雰囲気が強い。
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1958の年号が入ってる事に気付いた。

少なくとも64年前の品物らしい。まだ新しい。f:id:A2laboratory:20220728145111j:image

高輪製作所のモーターだった。隈取型。

モーター自体回転は静かだが、対の歯車がかなり鳴く。

おもちゃのギヤボックスもかなり鳴くが、あれに似ている。こちらはプラスチックではないが。

歯の噛み合う音が大きいとそれだけ損失が出ていると考えて良いのだろうか(?)

 

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持ち物整理をしないと壁が空かなかったのだが、整理というか売りに出すにも、まだ積み上がる程に実はあるから、どうして良いか分からないレベルに。あるレベルを超えると、どうやって捌いたら良いか分からなくなるっていう。

とりあえず知り合いにメールしたら持ってくとの事だったから、少し減った。

減った所に入れたがデカい。

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それとATOの電気時計の隙間に球を入れたのだが、電極が磁石に反応するらしくて、数十秒、数分単位で遅れる様になった。

位置を変えるとまた歩度が変わる。

どちらにせよ遅れる。進みはしなかった。

マグネットの近くには金属類はダメらしい。

隣の巻き上げモーターは離れているけど、漏れ磁束が影響を与えるかな…?

 

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ゼンマイ止め破断で溶剤浴びた一件で関数電卓も浴びていて液晶が逝っていた。

熱で再接着が有効との事だったが、押し当てている時は具合良いが、離れると欠けて使えない。御役御免にする。

 

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AGIのアンプはスイッチを洗い続けて接触率はかなり上がった。

大きい時で4MΩ、大凡2kΩ、40Ωとスイッチなのか抵抗なのか良く分からない物と化していたが、0.15Ωに落ち着いている。

部品は試験してまだ大丈夫そうである。