Staxのドライバ回路を考えていたら、以前にバラしたペーパーコンデンサをふと目に入って、コンデンサスピーカーが作れるのではないかと閃いた。
コンデンサスピーカーというと、電極が剥き出しの印象があるが、別段剥き出しでなくても、絶縁しているのであるから、フィルムに挟んだ電極でも良い訳で、Staxのオリジナルはどの様な構造なのか、試しに耳の当たる外側の電極へ電圧を印加して、その電極へ触れると感電するのか試したところ、絶縁してあった。
更に、振動板へ触るとショートするのか見たが、ショートしていない様である。
要は、MPコンデンサ的な構造である事がわかった。
メタライズドフィルムの蒸着面も絶縁フィルムで挟んでいる。
これが出来れば、クリアランスを究極に狭くしても、振動板が幾ら振幅して固定電極へ触れてもショートしなくなる。
これが大きくなると幾分膜を張ってクリアランスを保つにも難しくなるであろうが、なんとなしに、構造が見えて来た。