色々改良してみたが、交流点火ではどうにもハムが盛大過ぎて、マイクロホニックも大きくて楽器みたいなレベルで使い物にならない雰囲気。
1925年代の回路を参考に見てみると、初段が直流点火になっている。
見慣れた書き方に置き換えるとこんな様。
出力段だけ交流点火で、これなら少しはハムが気にならないという事と思われ。
32や30だったら2V 60mAだからそんなに大きい抵抗は要らないが、2A3や出力管は電流が流れるから、直流点火をしようとすると電源が面倒な事になりそうだ。
そう考えると、晩年の球は随分と使い易いモノで、これに慣れていると古典球は、かなり頭を悩ましてくれる。
昔の人はまぁよく考えたものだ。物資も選ぶ程無かったであろうし、凄過ぎる...。