A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/02/07

f:id:A2laboratory:20200207210900j:image

前々から気になっていた、W.E.WestrexのRA-1474。

ラインアンプとして使う方が多い様だが、これには3種類のイコライザカーブの等価様に設計されていて、単なるラインアンプではない。

従って、単なるラインアンプとして使おうとすると、必然的に出て来る音は特性がデコードされた音であって、音が変わった云々の話ではないが、型番の末尾がF2の物はNo post EQ. とあるから、フラットなのかも知れない。

ただ、フラットな様には見えない時定数のフィルタが組まれているが、トランスの癖を補正しているとすれば、フラットなのかなと推測。

自分の写しには、Mag. Reproducerと書いているから、サウンドフィルム(トーキー 映写機)のデコード用ではない様子。

 

回路にある、入出力トランスを入手して来ても良いが、生憎財布がカラで日本円が無いから、トランスレスに置き換えて作ってみる事にする。

 

手っ取り早く、球カバンを見たが、12AY7がそもそも無い(^^;;

テレビの12BY7はあるんだけどなぁ(^^;;

双三極じゃないからなぁ

データーシートを見ると、大体μは40程度らしい。

12AV7と12AT7の辺りだろうか。

AY7で設計しておけば、Pdは1.5W以内で、V7(2.7W)でもT7(2.5W)でも問題はなかろう。

 

終段はOPTで600Ω出しであるが、PPにしていて、パワーを得ているが、上のプレートに出た信号を下段に入れていて押しているから、A級であろうが、マッチング具合が塩梅悪そうな気がする。

カップリング無しで繋げたカソードフォロアで押して出力とすれば、良いであろう。

NFデコード部分は、元と同じプレートからカップリングで帰還させる。

 

まぁとりあえず実験してみて、どんなカーブの音がするか聞いてみたい次第である。