前々から気になっていた、W.E.WestrexのRA-1474。
ラインアンプとして使う方が多い様だが、これには3種類のイコライザカーブの等価様に設計されていて、単なるラインアンプではない。
従って、単なるラインアンプとして使おうとすると、必然的に出て来る音は特性がデコードされた音であって、音が変わった云々の話ではないが、型番の末尾がF2の物はNo post EQ. とあるから、フラットなのかも知れない。
ただ、フラットな様には見えない時定数のフィルタが組まれているが、トランスの癖を補正しているとすれば、フラットなのかなと推測。
自分の写しには、Mag. Reproducerと書いているから、サウンドフィルム(トーキー 映写機)のデコード用ではない様子。
回路にある、入出力トランスを入手して来ても良いが、生憎財布がカラで日本円が無いから、トランスレスに置き換えて作ってみる事にする。
手っ取り早く、球カバンを見たが、12AY7がそもそも無い(^^;;
テレビの12BY7はあるんだけどなぁ(^^;;
双三極じゃないからなぁ
データーシートを見ると、大体μは40程度らしい。
12AV7と12AT7の辺りだろうか。
AY7で設計しておけば、Pdは1.5W以内で、V7(2.7W)でもT7(2.5W)でも問題はなかろう。
終段はOPTで600Ω出しであるが、PPにしていて、パワーを得ているが、上のプレートに出た信号を下段に入れていて押しているから、A級であろうが、マッチング具合が塩梅悪そうな気がする。
カップリング無しで繋げたカソードフォロアで押して出力とすれば、良いであろう。
NFデコード部分は、元と同じプレートからカップリングで帰還させる。
まぁとりあえず実験してみて、どんなカーブの音がするか聞いてみたい次第である。