A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/02/23

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RA-1474の続編。

出力段を改良して、初段にX7、次段にAU7、T7、T7構成でP.U直接で良く鳴る様になった。

カーブは相変わらずであるが、F2が普通な雰囲気。

F1は若干ハイ上がりに、F3は更にハイが上がる。

低域は変化していなさそう。

F2が一番ハイ下がり。

RIAAに準じている様には思えない。

どちらかと言うと、SP盤カーブかな。

まさかとは思うが、テープEQか。

 

気になってカーブをpc上で見てみたが、クロスは特になくて、右肩下がりに綺麗なカーブでああった。

RIAAには全く合わない。

FFRRやColumbia、SPとも照合してみたが合わず。

やはりテープEQなのか。はたまたフィルムのオプチカル用デコードカーブか。

それで言えば、マグネチック サウンドトラックもあるから、そのデコード用か。

Westrexだからフィルム系な感じもする。

 

然し乍ら、結構良い音に聞こえちゃうという不思議なカーブで、シャリっとしていながら、シャリってる場所が違う不思議。

専らカーブが合っていないというのが問題なのだが(^^;;

 

 

https://youtu.be/VmQRgcTHvZs

SP盤カーブの様子。

国産のフォノEQのカーブとも合わないが、Westrex独特のP.Uがあるのだろうか。

普通にこれはこれで良いユニット(笑)気に入ったw

初段をAU7にすればラインアンプにも使えるであろうし、X7にすればフォノイコライザーに。

出力の小さいP.Uであれば、次段もX7で構成すれば、ゲインもグンと上がって使えるであろう。

全く都合の良い中間を取った様な回路構成に思える。

オリジナルは12AY7を指定しているが12AU7、12AY7、12AT7、12AX7、と幅が効くから、使い手の具合に合わせて球変更でフォノアンプにも、ラインアンプにもなるという。

ただ、NFEQがあるから、単なるラインアンプとして使う場合には、フラットEQにしないとデコードが掛かって低域がドンドコ鳴ってしまう。

 

電源は3段にフィルタして、ヒーターはDC点火でハムレスである。

250もあれば十分に振れる。