A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/01/31

f:id:A2laboratory:20200131113149j:image

昨日から少し怪しくなり始めたが、今日はキーキーと凄まじい鳴きを起こす様になったから、また手入れ。

前回は去年の11月かな?忘れたが、あまり長持ちしない。

というのも、モーターをバラさないで、上から給油をしているだけだから、奥まで入らず、上っ面だけで誤魔化している具合だから長持ちしないのは承知の上である。

昔だったら、給油用のパイプが2本伸びていたり、ホゾ受けの横にバネの効いたボールタイプの給油口が有ったり。80年も昔の構造になるが、こういう方が長持ちなのではなかろうか。

昨今のオイレスモーターは今後、どれくらい残るのか?

今はオイレスメタルがあるが、本当に完全無給油で良いのか謎であるが、油は摩耗を減らす為に必要な物で、油が無いと円滑にならないというのは、また違うが…

専ら、このストーブを使い始めて、18年目になる。

まぁガタが来ても不思議ではないのかなと。

 

 

 

f:id:A2laboratory:20200131183347j:image

箱が仕上がったからシャーシを戻した。

中央の社名エンブレムは欠損している。

見た感じ、V字の物がついていた様だが、日焼けの差が殆ど無いから、相当昔に外した可能性も考えられそうだ。

f:id:A2laboratory:20200131183345j:image

オリジナルだと思っていたチューナーは交換しているのか、ダイヤル表示とチャンネルが合わない事に気付いた。

シャフトが半回転で合わないから、コイルを足すのにシャフトを抜いて、逆さに挿し直したのではないかと思って、掛けバネを外して引っこ抜けると思ったが、カシメてある様で抜けず。

chツマミとファインだけオリジナルという事っぽい。

オリジナルチューナーだったら良かったのになぁ。

f:id:A2laboratory:20200131183338j:image

CRTはイオントラップの付いた旧品で、現状でも長いビームネックに思うのだが、筐体よりあと10cmか長くても良い様に確保されているから、オリジナルは今よりか長かった様である。

これより昔のブラウン管は、定めし部屋を暗くしないと明るさが得られないタイプと思われ。

 

ps:マツダのハンドブックを見たら、14CP4の記載があって、1953年っていう感じも、近いかなと。

偏向角は70°、全長が429±10mmとある。

調べたら、14WP4も14RP4も90°で全長は360mm程か。(インチ表記だった)

イオントラップが無いから、少し短い。

現状付いている不明のCRTは、全長が390mm程で、イオントラップが付いているが、14CP4よりも短い。

シールも無いし、なんだか分からないが、まぁ似た様なものであろう。

 

f:id:A2laboratory:20200131183341j:image

プラグは八欧電機のゼネラルと同じで、ビニールかの素材と思われ。

其の儘使うのは危険だから、爪を外して抜いて、増し締めする。結構緩んでいたり、芯線が何本も切れていたりする。

 

それと、これは触れなかったが、ブラウン管は少しフラッシュさせてエミッション回復をやっておいた。

電流の流れ具合を本当はチェックしないとならないが、カソードを活性化させてやるだけでも結構電子は良く出る様になる。