A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/06/21

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オートチェンジャー色々。
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Wurlitzerの1015

ジュークボックスというと、多分このイメージが上がってくると思う。

この機体は、1945年の戦後復興の象徴となったモデルで、アメリカも娯楽に使う鋳物の使用を制限する程、実は切羽詰っていたと考えられる。

その解禁の1台目が、このモデル1015なのである。

派手な印象があるが、当時はまだ珍しかった、プラスチックが全面に使用され、グルグル回るカラーと、NOMAのBubble Litesが搭載された新時代のデザインとなった。

当時、プラスチックを透明にする技術がなく、若干飴色をしている。

また、見た目に反して木製なので、かなり内部は雑な作り方がチラホラ。

鋳物が使われている部分もあるが、裏では木製のフレームに取り付いている。

 


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Wurlitzer 1015は左からレコードラックを引っ張り出して来て、ターンテーブルが上昇して再生を始めるが、こちらのThorens TD224は、レコードラックから、器用にレコードを摘んできて、ターンテーブルにセットして再生するというタイプ。

1015はレコードサイズが決まっていて、10インチ、78rpm専用であるが、224はサイズフリー(毎度自動計測)4スピードとワイドに使える。

SP盤もLPも関係ないが、速度だけ1発決めないとならない。

 


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ドイツ、ワーリッツァーはエラーが少ない。

当たり前だが、公共に置いておき、お金を取る業務用だから、エラーがあっちゃ困る。

タフで頑丈である。

少しコインメックが調子が悪く、コイン詰まりを起こすが、それはまたプレーヤーとは別機構だから。

どちらも1モーターであるが、スイス、トーレンスは、多種多様である故か、稀にエラーを起こす。

こちらは、繊細、シビア。

 

どちらも見ていて面白いのは変わりない。

他にも、ディスクを裏返すマシンがあるが…それまで欲しがったら、床が抜けるんじゃないかな(; ^ω^)

 流石にフィギャー作ったみたいに、ネンドじゃ歯車は難しいしねぇ(^_^;A