A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/03/09

今週でバイトは一旦終了。

音響研究所として再開と行きたい所。

 

売れるかはさておき、中途半端に半ば強制打ち切りになっていた事を今度は綺麗に結果として出したい。

 

色々あるけど、アカイのGXC-730Dを全段 球アンプ化しようとしたのも途中になっている。

リバース等のロジック(?)が石のディスクリートになっていて、これを再利用するか検討したが、結構巧妙イチジク、凝った作りの様だから、PICマイコンでどうにかしようと。

録音は1ヘッドだから、試聴出来ないし、回路調整とが大変と踏んで、再生専用に。

専ら録音するソースなんて、今になると無いかな。

 

あと他には、フォノアンプ。

デコード イコライザであるけど、mc mm関係なく、NFのゲイン コントロールで両立させた、これまた全段 球式のを考えていたが、球を買い集める資金も枯渇し投げ出した儘となっている。

回路は出来上がっているが、球数が7本で、12AX7が内5本、カソードフォロア出しで12BH7か、その辺りで、整流は6X5かを検討。

デノンのDL-103も余裕でスイングする様に、初段2段で、バックさせてゲイン調整する方式。

mmを使う場合は必然的にバック量を増やすから、その分 歪率も減るかな。

いや、あまり変わらないかな。

ドライブとイコライザ段で3段。

イコライザは固定じゃなく、色々なカーブに合わせられる様にバリアブル。

ケースは昔ながらのリードの無線機筐がカッコいいかな(o^^o)

 

 

他には、高周波バイアスだけで動作する、カートリッジの製作。

これは、mmやmc、光電式、クリスタルとも違って、コイルと鉄片しかないカートリッジで、昔のゼニス コブラの謂わばコピー(笑)

 

発振周波数は大体数百kcで、その半分位の周波数は再生出来る。

(Zenithの記述によれば、2mcなる事が書いてあったが、そんな発振するのか不明。持っていたオリジナルのセットを計測しておけば良かった!)

だから、100kcでバイアスを印加すれば、50kc迄は信号として拾える計算。

カートリッジには、マグネットも何も無いから、共振する事もなく、アンテナになる事もなかろう。また非常に軽く設計が可能だ。

ただしかし、専用のバイアス発振アンプが必要になるという点、普通と違ってくるから、互換性がない。

恐らくHiFiオーディオの時代に普及しなかった要因は互換性が他とは一切なく、独自のアンプが絶対的に必須であったからではなかろうか。

代わりに、ジュークボックスには長らく使われた様であるが、やはり回路の簡単なmm式に移り変わっていく。

シェアーがカートリッジ生産から手を引いたくらいだから、今には売れないであろう可能性は大きいが、それでもこれは作ってみたいと前々から考えていた。

勿論、コブラはモノーラル専用であったし、その年代の品物だが、自分はステレオで作れると考えている。

所謂45-45方式である。

 

 

 

 

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さておき、先日のACフィルタであるが、部材調達が出来たから、本格的に加工、組み立てに入ろうと。

 

秋葉原にある真空管の店、“キョードー”のショーケースに展示 販売する運びとなった。

 

ネットも良いが、現物を見て買いたいという方も多い様だから、これは有り難い。

通販だけでは今は売れない見込みだ。

 

 

別件で、クラブハウス経営の人から、オリジナルの4spマルチの球アンプの製造依頼を受けた。

 

余裕でスイング出来る程の出力が欲しい要望だから、一般のセットでは中々高額で手が出せない。

そうは言うも、オリジナルの1台が欲しいそうで、簡単には手に入らないレア物が良いとのオーダーなので、市販品が良いわけじゃない。

有難いオーダーではありますが、安定した大出力アンプを作るのは、また至難の技で。

5B38 シングル 150W+150Wのアンプを譲っても良いが、やはり安定性とダメになった時の事を考えると、何とも言えないから、入手、ストックのあって、柔軟に対応出来るアンプを作りたい次第。

 

それとミキシング コンソールの製造も同時に入っているから、テンテコ舞いである。

ある意味で嬉しい悲鳴である。

 

そんなこんなである。