A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2020/02/03

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朝ふと電気時計が止まっている事に気付いて、振り子を振り直してみても、暫く動いて止まる様になっていた。

約40秒で動力巻き上げが働くが、それが動いたり動かなかったり、接触不良が疑わしい。

開腹すると、やはり接触子が真っ黒になり、カーボンの様な粉っぽい物が纏わり付いて、団子になっていた。

ドライバーの先で、カリカリと刮ぎ落とすと問題無くなった。

接点復活剤が変に作用してしまったのかな?ちょっとまだ分からないが、始動から約2ヶ月である。

また再度2ヶ月程で症状が出るとすれば、復活剤を止めてみる事にする。

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電池を確認すると、シリースに3Vちょっと出ていたから、問題無いであろう。

此の所、時差も無くて正確であったから、何も手付けしなかったが、接点がこんなにも早い段階で不良になるとは(^^;;

 

 

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先日のナナオラのテレビに付いてた6BQ6、頭が外れていて、飛んでいたけど、エミゲンにはなっていなかったから、再利用しようとしたのだけども、上手くガラスと接着が出来ず、泡を吹いてダメにしてしまったから、他のキャップで代用とした。

球用のキャップではないから、少し不恰好だけど、相方キャップは挿さるから良しとした。

現状テレビにはNHKのお下がりを使用している。NHKロゴの入ったタイプである。

お下がりと言えど、エミッションは80%位あるから、まだ大丈夫であろう。

ただ、テレビは高周波でシビアーな部分が多いから、低周波増幅器に比べれば寿命は短くなる。

 

2020/02/02

昨日の続編で、ライブの時に投げ銭 カンパ代りに買ったCDを。

生憎、日本円を持っていなくて、ユーロ札しか無かったが、売ってくれた(笑)

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CD INFO Bix&Marki オリジナル フレンチポップ CD 情報

ジェーンバーキンっぽい甘い様な、Comme à la radioっぽい様な…いや、フランス語だから、そう思うだけかも(笑)

ギターの雰囲気は、昔の竹村延和っぽい感。

“ちょっと一息、落ち着いた午後に。”っていう様な、そんな雰囲気。

自分は好みにシックリ来ている。

 

 

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久し振りにペトロマックスを振ってみたら、少し油が残っていたから、点火してみた。

ただ、油が古くて酸化したのか、劣化したのか、あまり良く燃えず。

継ぎ足しても、段々と暗くなってしまって。

帽子を外して吹き出しのトップを見たら、横から燃料が煙になって噴き出ていて、ガス漏れがあったから、シールを巻いて回避。

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まだ少し赤いが、新しい燃料に来れば、もう少し白くなるかな。

スイス軍の放出品で、スペシャル仕様。

内訳は、タンクが大きい。

しかし、明るさは蠟燭250本分(笑)

持続時間優先タイプみたい。

タンクが太っているくせ、胴が細く、頭が大きい。

土偶みたいな感じでミテクレが好きである(笑)

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暫く放って、素早くクリーニングしてやると、パッと明るく。

光自体が温かいし、空気も次第に温まってくるから、ストーブを炊かなくても、余った洗い油を活用出来るのは都合良い。

2020/02/01

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テレビ修理で交換したCR類。

線は、配置を変えた際に不要になったり、被覆が割れていて危険だから交換したり。

抵抗は断線したのが幾つか。

ペーパーコンは全てチェックしたが、1MΩ程しかなくて、絶縁不良でやはりダメ。

ブロックはフォーミングすると使えそうだったから、自分の遊び用に使おうと保管。

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これがそのブロック。

エルナーの物で、防爆弁もあるが、全体にモールドで端子部分が出来ていて、ゴムパッキンの物とは違うから、封印が良く出来ているのではないかと推測。

ただ容量が少々誤差が大きく出ている様だから、Bには危ないかな。

どちらにしても、自分用(笑)

 

 

 

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大きい音を出した際に、セルフバイアスでは、次第に深くバイアスが印加されてしまう。

なるほど、連続音で出力が得られないという現象はこの事であった様。

アタックは強いのに、連続だと歪みが上がって来て、大出力が得られない。

大きいCkの場合には、充電に時間が掛かるが、小さい場合には、早い段階でチャージが済んでしまう。

昔のセットは能率が高い物を使用すれば、出力が大きくなくても大丈夫な様に設計しているのかも知れない。

今は能率の良い物ばかりでは無いから、解決法を考える。
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普通一般の両波整流とは別に-Cを得ようとする場合は、別タップから-C用に引っ張って来るのが多い事と思うのだが、もしも都合の良いタップの無いトランスであった場合に、-Cを得る方法を考えた。

これはオシロの高圧でもやっているし、無線と實驗にも記事になっていた様な覚えがあるが、どれも-C向けではなかった様な。

B+は全波整流であるが、-Bの方は半波であるが、大幅に電圧を下げて使えば、リプルも気にならなくなるであろう。

また、平滑の抵抗を中点に付けたならば、B+、B-共に活用できる事になり、部品点数が少なく抑えられる。

但し、この回路で問題となる部分は、整流管である。B+は直熱管で、B-を傍熱管とすると、直熱管の方が立ち上がりが早く、傍熱管の方が遅いから、立ち上がりの速い球があった場合に、0バイアスで電流が大きく流れる可能性がある。

カソードにリレーを入れておいて、制御するかしたほうが良いかも知れない。

 

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これはRCAパワーアンプにあったスタイルであるが、B+に定電圧放電管VRを繋ぎ、一方を出力管のカソード抵抗に繋ぐ。

こうすると、大出力時には球に電流が流れてVRの電流が減り、抵抗Rkに流れる電流は均衡を保つという原理であろう。

従って、予めバイアス電圧は低く設定しておき、VRの電流を加算した時に丁度良くなる様にしていると考えられる。

-Cが無くとも、安定性は確保出来そうである。

 

 

 

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秋葉原に顔出しに行ったら、試聴にアンプを鳴らす様にしていたから、117N7アンプも鳴らす様にセットしてくれよ と言われて、ヨシとイッチョ繋いで、即時切り替えで他のアンプと比べられる様に、セレクタを通して完成。

他のと比べると、大分117N7アンプはHighが出ていて、所謂HiFiらしい音だった。

他の方の作った自作アンプは、若干くぐもっている様で、明暗がハッキリとしない具合であるが、High落ちしているのか、それともトランスの特性なのか分からないが、HiFiではない印象であった。

マロヤカで突き刺さって来ないから、フワリと聞いて要られそうである。

対して117N7は、コントラストがクッキリ来ているから、少々突き刺さり感がある様な印象。

好き好みが出るが、ボーカルがパッと前に出る音と、バック演奏もボーカルも同じ位置に柔らかく鳴るのとの違いか。

自分の所では、117N7の音が標準に感じているから、多分製品もこんな風と思われ。

タンノイのロールオフ、ハイも、基準にしている物へ合わせて試験しているから、Highが上がって出過ぎている訳ではないかと思う。

ローに合わせれば、ちょっと出過ぎているかも知れないが、均衡は良い具合だと思うが、BGMに鳴らすのには、ちょっと主張が強いかな。

ソースにも寄るだろうけど、主張の強い場合は、より鮮明になるかと思われ。

 

 

 

 

後に、ギャラリーに寄って、French POP、ギターの生演奏を耳にしたのだけど、アンプはしているのだけど、結構低域出るわ(笑)

ブーミーに歪んでいない綺麗な5、6限の音って、結構ウーファーを振幅させる。

実際のアンビエントな増幅って、こういう物だよなぁと改めて耳調整。

録音はかなりコンプレッションが掛かっていて、弦をビーンと弾いた勢いを殺し過ぎている印象。

とは言っても、録音マージンの中に収めなくてはならないという制限があり、それを余裕で超えるのも、アンビエントのマージンの広さである。

録音では表現出来ないスケール感なのは当たり前であるが、これだけ低域を鳴らしても、ライブでは普通かな という再認識。

やはりトーンコントロールはあった方が良い。

もっと言えば、逆コンプレッション ユニットがあった方が、よりらしくなりそうだ。

2020/01/31

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昨日から少し怪しくなり始めたが、今日はキーキーと凄まじい鳴きを起こす様になったから、また手入れ。

前回は去年の11月かな?忘れたが、あまり長持ちしない。

というのも、モーターをバラさないで、上から給油をしているだけだから、奥まで入らず、上っ面だけで誤魔化している具合だから長持ちしないのは承知の上である。

昔だったら、給油用のパイプが2本伸びていたり、ホゾ受けの横にバネの効いたボールタイプの給油口が有ったり。80年も昔の構造になるが、こういう方が長持ちなのではなかろうか。

昨今のオイレスモーターは今後、どれくらい残るのか?

今はオイレスメタルがあるが、本当に完全無給油で良いのか謎であるが、油は摩耗を減らす為に必要な物で、油が無いと円滑にならないというのは、また違うが…

専ら、このストーブを使い始めて、18年目になる。

まぁガタが来ても不思議ではないのかなと。

 

 

 

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箱が仕上がったからシャーシを戻した。

中央の社名エンブレムは欠損している。

見た感じ、V字の物がついていた様だが、日焼けの差が殆ど無いから、相当昔に外した可能性も考えられそうだ。

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オリジナルだと思っていたチューナーは交換しているのか、ダイヤル表示とチャンネルが合わない事に気付いた。

シャフトが半回転で合わないから、コイルを足すのにシャフトを抜いて、逆さに挿し直したのではないかと思って、掛けバネを外して引っこ抜けると思ったが、カシメてある様で抜けず。

chツマミとファインだけオリジナルという事っぽい。

オリジナルチューナーだったら良かったのになぁ。

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CRTはイオントラップの付いた旧品で、現状でも長いビームネックに思うのだが、筐体よりあと10cmか長くても良い様に確保されているから、オリジナルは今よりか長かった様である。

これより昔のブラウン管は、定めし部屋を暗くしないと明るさが得られないタイプと思われ。

 

ps:マツダのハンドブックを見たら、14CP4の記載があって、1953年っていう感じも、近いかなと。

偏向角は70°、全長が429±10mmとある。

調べたら、14WP4も14RP4も90°で全長は360mm程か。(インチ表記だった)

イオントラップが無いから、少し短い。

現状付いている不明のCRTは、全長が390mm程で、イオントラップが付いているが、14CP4よりも短い。

シールも無いし、なんだか分からないが、まぁ似た様なものであろう。

 

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プラグは八欧電機のゼネラルと同じで、ビニールかの素材と思われ。

其の儘使うのは危険だから、爪を外して抜いて、増し締めする。結構緩んでいたり、芯線が何本も切れていたりする。

 

それと、これは触れなかったが、ブラウン管は少しフラッシュさせてエミッション回復をやっておいた。

電流の流れ具合を本当はチェックしないとならないが、カソードを活性化させてやるだけでも結構電子は良く出る様になる。

 

2020/01/30

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筐体直し。

木組みがガチャになった部分はプラハンで叩いて矯正、表面の貼り合わせの割れた部分も叩いて慣らしたらササクレの様にもならなくなって、ペーパーをかける手間が減った。f:id:A2laboratory:20200130184434j:image

少し口を開けてしまっているが、何とか形は維持出来ている。

色入れもして、ボロになった感は回避。

フレームはプラスチックか?ビニールか?柔らかいのに割れているという若干理解が追い付かない状態であったが、ブラウン管に当たる面が波打っていたから、一部が膨張か縮小していて、衝撃で砕けたのか分からないが、ストーブで熱しながら、アセテートテープで貼り合わせしていおいた。

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ツマミが合わないから、探したらウェスタンのが結構似ていた。

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ツバが無いから、色を塗って、ツバがある様に誤魔化し(笑)
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音声はIFTを触った様で、調整して大きくなったが、他と比べてもゲインが低いから、チェッカーで出力の6AR5を調べると、完全にエミゲン。

面白い所がエミゲンになってた(笑)

代わりに、6005が有ったから挿してみると、トーン切り替えをするとバチバチと嫌な音がして、音も出ない。

直ぐに電源を切って、球のピンアサインをチェックすると、6AQ5、6005は、7ピンがG1と共通になっているが、6AR5はNCになっている。

どうやら空きピンをラグに使っていたらしい。

これでトーンを切り替えると、ショートした様になるのも納得が行く。

6AR5は前のUZ-42、6F6、2A5に相当し、6AQ5は6V6相当である。

6AR5のセットから6AQ5にするのは良いが、6AQ5のセットから6AR5にするのは電流が流れ過ぎる傾向があるから問題があり、球の寿命が著しく低下する可能性があるから、やらない方が良い。


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フライバックの付近にあるワイズ調整がなく、フライバックのタップを変更してサイズを調整するのか?

それともヨーク側の線を良い具合のタップにハンダすれば良いのか?

フライバックに高圧トップキャップ以外、4本しか線が繋がっていないのも、他と違って少ない様な気がするが、そうでもないかな?

色々と分からない点が多いが、暫し左に若干まだ寄っているが、全体に絵が伸びる様になった。

 

ps:シャーシにワイド調整用の頭が出ていました。μ式。

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ps:磁石を1個追加して右に寄る様になったから、良しとしようかな。

 

https://youtu.be/N0aSy4C6yIs

ウルトラK。Madだけどありそう(笑)

2020/01/29

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無線と實驗のテレビ修理特集も持っているのだけど、電波科学の早見ダイヤルの方が便利で。

症状を合わせると、大凡の不良箇所、部品が指定が現るから、正常動作しているのか、当たってみれば良いわけで。

表記の回路は完全には当てはまらないが、まぁ似た様なものだから、慣れがあれば頭で整理が効く。

電圧表記とテスタの当たり方の指示があるのは有難い。

無線と實驗の修理マニュアルは、オシロの波形の表記があるが、ピンポイント過ぎて小難しい印象があって、参考にした事はなくて(^^;;

 

先日に、当時としては考えられなかった故障原因云々を言ったが、他には電線が劣化で被覆が割れて露出しているという場合もあって、テストリードを当てる為に、電線を避ける為に触ると、別の場所でバチンと火花を散らすなんて事も経験がある。

シャーシの角や、VRからの折返った角だとか、そういった部分は特に注意した方が良い。

電線内で緑青が出ている様な場合も、腐食とで良くないから、交換した方が良いであろう。

別段これはテレビに限った事ではなくて、テレフンケンのPAアンプでも、古い物は被覆が砂化して劣化し、裸の針金化している物がある。

当然ながら、レアショートというか、完全なる短絡をしているから、トランスを焼く危険があるから、対処しないとならない。

テレフンケンだと、電線を交換してしまうと価値が下がる(?)から、エンパイヤチューブを被せて再利用出来る。

砂化するなら、完全になってくれた方が、チューブが通し易い。

中途半端に被覆が残るっていうのだと、剥ぐ必要があるから手間になる。

 

 

さて、時間の様だから、着替えをしよう。

今日は告別式である。

 

 

 

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一日仕事で、帰りに上野から歩いて。

 

 

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帰ってちょっとテレビ弄り。

砕けたフレームはどうやって接合しようか。

木箱がグニャりと撓んだのか、亀裂と分離があり、パテ埋めして慣らした方が良さそうである。
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右側が全体に撓んだ様で、内側の抑え木もバラバラと外れている。

亀裂部分は段になってしまっていたから、ヤスリ掛けしないと触りが引っ掛かって更に木が捲れて悪化しそうだ。

2020/01/28

先日、親戚の不幸があって今日は通夜であり、テレビを弄ってる場合じゃないが、礼服を着るまでは良いかなと、少しだけ。

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フライバックの厚いカーボンをIPAで拭き落とし、絶縁計で1kVを印加し試験すると、シャーシ対タップで当たると、ジジッ ジジッと嫌な音がする。

そうこうしていると完全にショート状態になってしまう。

フライバックのコアを当たっても、アークがバリバリ出て閃光するから、完全に付着のカーボンを綺麗にしないと漏れて危険でありそうである。

焼き切るという手もあるかも知れないが、勢いでコイルが焼けても困るから手入れする。

以前に早川電機のフライバックを焼いた事もあるが、それをやって要交換になった経験がある。

裏表で見える範囲、シャーシ取り付け面、タップ間でカーボンの付着が無い様に拭いて、高圧用のポリエチレン被覆線も拭いて。

真っ黒だったのが、ベークの色が出たり、半透明のポリエチレンが見えたりと、綺麗になった所で乾燥。

ベークは断面から湿気を吸うから絶縁が全体に落ちて良くない。

ニスで封がされていれば良いが、これはどうかな。

頃合いを見て、絶縁試験をすると2000メグ以上出ていて殆ど無限大である。

高圧整流管の部分もソケット、コロナリングも洗ってチェックし十分に絶縁が良い事を確認。

組み立て、通電してみる。

球が久し振りの通電でキシキシと鳴いたが、煙も出ず高圧が出始めた。

B整流が5U4だから、倍電圧のセレン式よりかBのラッシュカレントは少なく徐々に充電されるから、部品には過負荷にならなくて良さそうだ。安価なレス式テレビセットとはまた別物だ。

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ジッジッジッジッジッと高圧の水平発振が始まり、薄っすらCRTにラスタ陰が出はじめたから、直ぐにビームネックに巻いているイオントラップをグルグル回して一番ラスタが明るくなる場所を探す。

水平は発振しているが、垂直が全くである。

伸びる気配が無い。
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12BH7を2本で構成している様であるから、ゴリゴリやってみたが、接触不良はない様で、ラスタは乱れず。

電流は流れている様で、球温度は結構熱くなっていた。

チェッカーでGmを測ると100%基準の3200ピッタリ2本共あって、交換したのか、あまり使い倒していないのかの2通りと思われ。

大抵、垂直発振の12BH7は疲れているのによく当たるが、新品値と同じである事には驚いたが、交換する手間代も無くて助かった。

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さて、球でないとすると何か。

故障診断手引書の一般回路を参考に電圧チェック。

ナルホド、単純なミスをしていた。

垂直発振の12BH7に付いている2MΩの抵抗、抵抗値試験に片脚外したのは良いが、試験後ハンダ忘れをし、其の儘にしてしまっていたのである。

これが原因で発振せず、原因を作ったのは自分自身であった(ーー;)

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ただ少し、VRを動かすと発振が一時的に止まって、VRを止めると発振が始まるという、Cくさい難が見受けられたが、かなりのVR接触不良が原因だけであった。

チューナーのchで変化があり、音も出ているから、受信している。

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ビデオを入れると安定して見られた。

然し乍ら、左に絵が寄ってしまう。

調整のマグネットはセンターリング以外無くて、リングを回しても追いつかない。

修理手引きを見ても表記はなく、センターリングマグネットの磁気抜け不良と考えた。

磁石をリングに追加してやって右に来る様になった。

当時の修理手引きにはまだ磁気抜けする事が書いていないのは、テレビ放送が始まってから数十年と経たないからであろう。

半世紀も経つと当時では考えられなかった様な症状が現るのは致し方ない。

CRTの左右に棒磁石の調整マグネットがあるタイプは、何°型なのだろう?

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安定も良いし、フライバックも静かで漏れもなくオゾン臭くもない、良いセットだ。

垂直トランスが僅か鳴いているが、ノコギリ波の為にコアかボビンに伝わって鳴いている事と思われ。
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フライバックは覆われていないが、結構なX線が出ているであろう。

CRTからも出るが、結論的にはどうなのであろう。浴び続けるのは害があるのであろうか。

鉛ガラスでX線を防ぐのも、実はあまり効果が無いとか?

昔のレントゲン技師が纏ってた、有鉛ゴムのエプロンも、X線を通さないとされていたが、実は意味が無いだとか。

当時は防げると思われていた技術も、時間が経つに連れて、研究が進めば、良否が改めて見えてきたり。

新しい物が、必ずしも良いとは、年月を経て結果が出て来ないと分からない事もある。

計算上では良くても、実際とは異なるもので。

 

2時間程、此の儘ビデオを見て時間になったから着替え。

喪装のネクタイだけが見当たらず、究極、行きのmétrosで買うかなという(^^;;

¥1.5k+taxであったが、上質な感じ。

100円の“安かロー悪かロー”っていうローコスト品のとは違くて。

通夜が始まり、お経が詠まれる。

焼香が始まったが、会社の関係で焼香だけで1時間の列であった。

6つの焼香台が常時焚かれるものだから、会場内はモクモク。

モクが嫌いだの云々言っている人には居られない環境下であろう。

500人、もっといたか、会場内がひと段落するまで待機。

これもまた長くて、親族、親戚一同食事を...となっても今度は挨拶と御酌が始まり(^^;;

明日もあるし、良い具合でtaxiで帰宅。

上々にお酒熱燗が入っているもので酔っ払ってますので、テレビ弄りはせず(笑)

高圧感電は痛いのでねw