A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2019/09/02

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もう9月なんだよねぇ(^ω^;;)

大物作っても欲しがる人が居ないから、結局死蔵品みたいな状態になっちゃって、再利用でバラすか、安売りしちゃうかで、大球が山になって寝ちゃって(^ω^;;)

スピーカーの前を埋め尽くすという(笑)

それも段々と増えている感(爆)

安く出てると、ツイツイ買っておこうってなっちゃうんだよねぇ(^^;;

某FM局でも張り紙してあったけど、プレーヤーの上とかオープンの上に物を載せない事!っていうね(^ω^;;)

置きやすいっていうの、よく分かる!よく分かるよ!だって廊下に出ているんだもんねwww

自分のは部屋にあるけどもう完全にBQ-2Bが置き台化しちゃって(^ω^;;)

 

放電管使って100Wクラスを久し振りに作りたい気も(笑)

そんなに大きい音出してどうするよって思うかも知れないけど、大きい音出さなくても、サイズ感、スケール感がやっぱり違うんだよねぇ。

歪の上がり方も違うし、モクでもそうだけど、初っ端のスイートポイントは、格別に美味しいではありませんか。

そのスイートポイントだけを使うっていうのは、かなり贅沢だけど、美味しいのだもの(笑)<なんだそれw

昔の拡声器用の回路はちょっとナマリがあって、アレはアレで独特の音なんだけど(^^;;

それとは別で、高出力HiFi増幅器。これが良い。

使い方を誤ると、変な音になるけど、用法を間違えなければ、劇場用アンプはかなりHiFiで歪の少ない瞬発力の良い音。当たり前だけど(^^;;

使い熟す人が少なくて人気ないけど。

 

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今日は仕事終い。マッコイな気分w
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真空ポンプ迄揃えたのに使っていないという持ち腐れ(笑)

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6267初段に6BQ5でドライブする上杉先生の回路をアレンジした変なフォノアンプ(笑)

ハイインピーダンス気味で、EQデコード切り替えが、バチバチ鳴って良くない。

昔は良くあったけど。

レベルマージンが凄く広くて、電流を流して贅沢仕様なのだけど、、、
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パワーはあんまり出来の良くなかったのを使って(笑)

これはこれで改良したけど、まだ良くないw(オイオイ

違うパターンで良いのが完成しちゃったから、もうこれはこの儘自分が使っていても良いかも(^ω^;;)

いやぁ、やっぱり配色をタロムっぽくしたのは失敗だったかな。

本家もパイロット版で終いだし、一緒になっちゃったwww(爆)

 

オートマティック レコード チェンジャー

オートマティックというと、ガラードが我國では今も昔も有名だろうか。

BCシリーズが家庭用としては一番古いのかな?

何故か昔から巷に良くあったのはガラードの様に思う。

AシリーズのA70(Laboratory Series)を使っていた頃もあったけど、上に乗せておいて1枚1枚落下して来るタイプ。

リムのゴロの所為でS/Nがかなり悪かったが、エラーは少ない。

センターを交換するとシングルも演奏可能。

交換シェルとか、スピンドル等、全てセットが今は少ないかも。

資金難の時に手放し済み。結構安かったかなぁ(;´∀`)

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他にも、同じ様なデザインでPHILCOのオートマティックは、三角形のカバーにランプが付いたアームが特徴的な、”ビーム オブ ライト“があったり。

欲しかった時期があったけど、流通数が少なくて、Junkでも高価で。

大体フィルコは何でも高い(^^;;

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 こんなの。

今でも安かったら買ってみたいかも(笑)

 

 

V-M社 Tri-O-Maticもポータルでチェンジャーになっていたりと、まぁ落下型のチェンジャーは数多い。

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ベッチン貼りのテーブルが時代感。

アームはバネで針圧調整型。

Xtal(ロッシェル塩)
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機械は案外コンパクト。

3つのディスクサイズを自動判別出来る。

 エンドは機械検知、自動停止。

 

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こちらはツイン コブラ(コブラ マティック)

一番最後のディスクが演奏終わっても、モーター停止の自動停止機構がない設計で、ループになっちゃうという機械(;´∀`)

コスト下げ過ぎw

なので、最後の曲が何度も掛かったと思ったら、自分で停止する式w

まぁ、音が無くならないっていう仕様かな(;´∀`)
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コブラが、LP演奏用

茶色コブラがSP演奏用(オート)
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ゼニスの機械はオール機械式ではなく、エンド検知を電気的に行なっている。

どんなディスクでも、エンドで少し内側に潜れば、定期的に解放されるリン青銅の接触子によって検知される。

カートリッジはコブラの高周波バイアス式であるから、針圧は軽く、鉄板のプラッタにも寄せられず、理に適っている。

 

 

 

一番近年(昭和)だと、Technicsがオートチェンジャータイプで、LPの連続演奏が出来るタイプを売っていたりした時期があるが、実物を見たことはない。

稀にオクに出ているけど、付属が揃っていない気がする。

似た様なので、ELACもある。地味に出回っている感がある。

多分ベルトドライブだと思うけど、リムなのかな?不明。

 

 

他にも、裏表が再生出来るタイプだったりもあって、大概大型のが多いのだけど、落下型でも両面再生出来る型もある。

しかしながら、結構縛りは多くて、10吋のSP盤だけとか、7吋シングルだけとか。

そんな中でも、LPだろうがSPだろうが、7‘シングルだろうが、なんでもOKなのが、ThorensのTD224。

積み重ねて再生しないっていう、チェンジャーにも凝って、音にも凝った、完成度。

ただ裏面の自動演奏は出来ない。

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一枚一枚、裏表で再生する機械は他に、ガラードやリンカーン等があるが、これも実物は見たことがない。
 

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ガラードRC-100、大きさからして、多分民生向けじゃないと思われ。

センタースピンドルを掴んで裏返し、吐出しをする感じはトーレンスに似ている。

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ケープハートの機械は一番丁寧かも。

オートミューティングとか、シェルとか、色々凝ってる。

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リンカーン。民生用でプラッタごと裏返すタイプ。

多分サイズ指定あり。モデル50

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同じくリンカーン。モデル70

オートミューティングがあるのか無いのか(;´∀`)

結構荒々しいw

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3つのコロコロを上手く利用して逆さ回転で裏面を再生するタイプ。

結構珍しそう。

 

まぁ楽をしようと色々な物が世界には出揃っていますなぁ(; ^ω^)

 

2019/08/31

先日仕入れたコンデンサであるが、使用に耐えない物が多く出た。

かと言って、単に捨てる訳でもなく、研究材料として分析してみた。

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リードが取れてしまったトロピカルフィッシュ。
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なるべくホイルを負傷させない様にとやったが、端が切れてしまう。
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外側は20μmのプラスチックフィルムで覆われていた。

その内側から、メタライズドフィルムになった電極が巻かれていた。

尚、伸ばすと少し伸びる感じがメタライズドポリエステルの様だ。

箔とで5μm

フィルムだけだと2μm程。

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リードはアルミ箔が外へ出た部分を接合しているだけの様で、リードの周りは絶縁物が塗られて固められている。

その上から、茶色のコーティングが施されている。

しかしながら、リードが半分剥き出しであるから、ちょっとした拍子にリードが外れてしまうというのが問題点か。

 

おそらく、見た感じは国産の現行のフィルムコンデンサと変わりない作り方で、耐久性的に劣っているだけで、シズキ等と互角と思われ。

 

2019/08/30

そういえばと、抵抗安定管がある事を思い出して出してみた。

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放送局型123號で使われていたりもした、別名 バラスト管で、電球みたいな物なのだが、電球とはまたちょっと違うのだが、ミテクレは似ている。

電流は600mA定格で多分20V程しかドロップ出来なさそうだが、ヒーター回路等に挟んで使用する。

  • ps: 6-4という型番の意がよく分からないが、6.4Wだとすると、10V位しかドロップ出来なさそう

電圧が変動しても電流は変わらず、安定に保つという球で、定格電流以上に流れないという特性がある。

電圧が高いとバラスト管が吸収する。

昔は、バッテリー式の機器に使用されていて、電圧上昇で、ヒーター切れを防ぐ意味合いで入れていたが、多分高級機のみと思われ、民生機では123號以外で見たことが無い。

データシートでは、AC/DC両用機器に、バッテリー式に と記載があるだけだ。

 

試してみた所、ドロップ電圧が低い為か、仄暗い程度に光るが、熱は結構出ていた。

電流はキッチリ定まっていて、150mAや300mAヒーターと織り交ぜて使用が可能になるんじゃないかと思っていたり。

とりあえず、単なるフィラメントではないという点、電球とは違う。

 

 

2019/08/29

McIntosh C-108 参考コピー(アレンジ)のオーダー分が出来ました。

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試作よりも流れが掴めている分、簡潔にまとまった感があります(笑)

ノイズ的には簡潔に短距離で仕上がっている方が有利。
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シール貼り貼り.....腕時計のOHしているみたいで疲れちゃった(^^;;
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完成。

球は全段5751

12AX7でも良いけど、ノイズ面とを考えると、5751の方が良い。ただ割高(ーー;)

 

クラシック聞く訳じゃないし、ノイズなんて気にしないねってRockな方や荒ぶるピアノが好きな方には12AX7(笑)クラシックを静かにシットリ聞きたいねっていう方は5751がお勧め(笑)

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試聴&フォーミング

試作よりも一発目からの出音が良いっていう始末(笑)

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ヒーター点火を試作と変えて、本家に近く6.3V点火とした。

ソケットには12Vも出す予定だから、別にどちらでも良い設計。(ソケットイン式)

本家オリジナルの電源に挿してもらっても使用可。多分持っている方は相当少ないだろうけど(^^;;

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ヒーターからのノイズを徹底して排除したいので、色々な方式で一番静かになる方法を探る。

結局、オリジナルのハムバランサー式が一番静かだった。

流石マッキン。

試作では、Bをディバイドしてバイアスとして印加して、かなり静かなのだが、ヒーターのタップ位置によっては、効きが悪い可能性が考えられるから、試作品とで検討してみる次第。

 

 

 

追記:

同モデルで続けて作るのが困難になったため、予約頂いた方々に於ましては同価格、同仕様で製作致します。

申し訳ないですが、それにて終了させて頂きます。

24z-k2

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マツダのハンドブックで1953年には廃番になっていた、トランスレス倍電圧整流用の24Z-K2という球。何年製造されたのか不明だが、そんなに長い事製造していないのではないかと想像。

前々から、データシート上では目にしていたが、現状皆様使わないから、流通がなく、一般的に知られている球では無いと思うから、入手は難しいと思っていた。

がしかし、秋葉の球屋徘徊で奥の方に寝ていたのを発掘した。

本格的なデッドストックであった事と思う。

コレが欲しい、幾らで譲ってくれるかと問うと、笑ってこんなんが欲しいのかと研究費の代わりと貰った。

毎度良くしてもらって、借りを返さなくては...(^^;;

 

箱も綺麗で当時価格450円とあり、銀座線の乗車券が20円位の時代だろうから、往復10回は出来るくらいの価値と思われ。

球自体は燻んでもいなく、ソケットも印字も綺麗だから、新品であろう。

プレートの並び方は、6SN7とか6SL7みたいな雰囲気で、一見して電圧増幅管っぽいミテクレ。

ヒーターが24Vで双極 両波整流となっているから、普通に使っても良いし、倍電圧でも良い。

KX-80等と違うのは、カソードがそれぞれに出ているという事で、探すとなかなか見当たらない整流管だ。

これを使って何かと迄は考えていないが(^^;;

2019/08/27

 お客さんからの要望で、マデューロ ブロストを入れました。

1本580円也

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1本試しにプカプカしてみた所、フランス人が好きそうな、PUEBLOっぽい感じのオーガニック系のサッパリとした葉巻。割りかし軽めな印象。

2時間半で大体30mm残す位になって、パイプに詰めたらピッタリ(笑)

3時間は煙と遊べそうです。

 

 

 

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6X5Gがガラ箱に転がってたので、試しに挿したら問題なく(笑)

もしかすると、かなり薄くなっていたから、スタンプ消えでガラ箱行きになったやつかも。

電源ユニットとしてあるだけでも、かなりコスト的には抑えられそう。

電源を内蔵させて、ギリギリで動かそうっていう仕様の物よりかは、断然余裕があるから、幅広く対応も出来て、電源が別になっていると、電源ノイズもシャーシ内に持ち込まれ難いという観点からしても最良に思われ。

今は石とか大きいケミコンが多く有って、確かに良いフィルタが構成出来るけど、昔ながらの回路でも、そんな大掛かりな事をしなくても、良質な物が得られるという事を再認識するのに丁度いい機会かなと。

 

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コイルを巻いてシールドにしたけど、やっぱりスプリングの方がイイワナ(汗)
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アレコレ、数値を変えて、よりノイズに強く、オリジナルを尊重しながらアレンジしているが、ターンオーバーの時定数を計算してみると、オリジナルの表記はなんだか計算通りではないみたい(笑)

最も、この回路は当時の筆者が記事にし、書き加えたものと思われるから、大体の値なのかも知れない (段々とイイ加減になってきたなぁ ヾ(゚Д゚ )ォィォィ

 

まぁ、RもCも昔のはかなりの公差があるから、コレくらいっていう目安であろう。
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6AK5を使った、温めに温めて、温め過ぎて御蔵入りしていたフォノアンプを試しに組んでみようか検討。

6AK5と聞いて、多分ピンとくる人は、そう多くなかろう。

高周波増幅管で、NHK収蔵の機材に沢山使われていた球である。

まぁこれをAF段に使おうという輩はそう多くないハズ。聞いたことがない。

最も、入力が5極使いで1400mVが一杯、3極使いで3Vが一杯という具合で、これをラインアンプに使うにも、少々歪の点からしても考え様だし、μも5極で57程、3極で26程。

探りを入れて、使えそうな数値で上手い事使わないと、かなり歪むしHIFIからは遠ざかり易い球だ。

しかしながら、Ep180V最大という規格ではあるが、電流が幾らか流せるから、ローインピーで組めそうだと検討していた。

試しにマイクロホニックも確認したが、MTの小サイズであるから、これも小さく、ノイズには強そうな印象があったから、フォノイコにどうにか使えそうだと。

片ch 5段を6AK5で構成し、NFでGainを連続可変とし、mmもmcも使える構成にしている。

2段ずつNFで調整する回路構成で、EQも連続可変で、どんなデコードカーブでも対応出来るようにしている。

(SP・LP両立、Decca、Columbia、RCA、US78、EU78 etc)

モノーラルに凝る人向けにと考えていた回路で、結構贅沢仕様(笑)

今、この手のフォノアンプを欲しがると、EMT JPA66が近いかな(;´∀`)