A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2024/08/09

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昼に部品納品に行って。

久しぶりに時間取れたから店を回って話していたら夕になってしまった。

 

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帰りに箱を見て回って。

当たり前であるが、“良い物”は高価である。

(笑)

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動作するが古いから保証無し。という訳アリ感多目の危ないメーター。幾らでもないし、手を出してみた。

以前からこの持ち主の物は危険度高めな物が説明からするに多い気がしていたが、面白い物は毎回出ていて。

今回また新しい物が入っていて、見事に釣られた(笑)

確かに動作はするが、殆どしない時が多い(笑)

壊れているから外して廃棄したのを拾う人が居る、売る、買う人が居る。

骨董屋という典型かな。

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何度か動かしていると完全に動かなくなった。

マトモに動作はしたのは数秒か。まぁ良い。

バネは緑青が出てはいるが、完全に腐ってはいなかった。

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中継の線は錫メッキであろうか。

折れ易くなって、更にハンダの塗れは非常に悪く、もう着かないに等しい。

然し乍ら、この部分が悪さしている訳ではない。
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問題はコイル部分で、思った通り腐って断線し掛けていた。

もう殆ど腐って細くなっていて、繋がったり、切れたりという状態。

何れにしても、時間の問題で、どの物もこうなるから、別段これが悪い訳でもない。致し方ない寿命。
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この部分が切れかかっていた、切れていたというだけならば、ここを継げば良い話で、試しに継いでみた。
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結果は導通無し。

ああ、やはり。

暫し巻いてある部分の一部に緑青の線が見えていたから、内部も腐っている可能性は高いなとみていたから、想像の範囲だったという具合。

線は50番ゲージかと思ったが、40…数番か?

案外太いのが巻いてある様で、0.03mmかその辺りに見受けられるから、何ターンしているかは確認不可の可能性が高いが、巻き直しは出来るから、自由時間が取れる時に巻き直ししてやれば良い。というだけの話(^ω^;;)

デザインは良いし、本当に古い手作りの頃の良い製品だから、手直しが効く。

機械が機械を作る様になった物だと、手では直せない。

巻き直しをする程の価値は無いかも知れないが、新しい“それらしい”物とは違う風格。

本物は本物の重さを持ち合わせていて、これは新しい安物には到底及ばないのは言うまでもない。

値段の張る物で、古風なデザインの物は確かに凝っているし、重みもあるが、其れ相応の値段がするものである。

そりあ、この物だって、当時は高価な物であったに違いはない。

だから、大量生産で安いマジックアイという表示管が作られていた。

あれはラジケーターが高価であるから、その代わりの安価な物の位置付けだった。当時は。