使い始めた直後から気にはなっていたが、14の画面はストロボの様にチラついている。
LED電球のチラツキが非常に嫌だった頃を思い出す様であるが、周波数は高く、普通使いでは気になる事は殆ど無さそうである。
14は常時画面が光っており、伏せたり暗くする事で暗転にはなるものの、机の上へ置いておく場合は、割と周囲が暗くならなければ暗転しない。
それでいてバッテリーの持ちはスコブル良いという訳であるから、この高周波の画面表示は消費電力を抑える意味で、何か関係している可能性は十分ありそうである。
検証。写真のブレを利用した記録方式による。
これは手で本体を振って撮ったものであるから、速度と間隔が曖昧である為、周波数の計算には及ばない。
ロック画面以外でも、その周波数は変化はない様である。
アプリケーションによって、その周波数に変化があるのか調べるべく、“写真”から、以前に撮ったものを表示させ、振ってみる。
結果は周期が倍程は高くなっている可能性がある。
非常にスムーズであるが、かなり勢いを付けて振ってみると消灯している区間が短くなっているだけで、周期がある様だ。
ゲームはどうかと思ったが、これもロック画面と同じ様である。
これは以前に使っていた6Sである。
6Sでは、ストロボせず一定に光っている事が分かる。
非常に動きは滑らかに見える。
アプリケーションでもやはり円滑である。
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これは大変に古風な素子であるが、光を計測する上では、かなり応答の速いものである。
トーキーの光学録音を再生、或いはファクシミリの原型であるドラム式、写真電送器で使われた物である。
これを使ってストロボ周波数を求められるか実験してみる。
光を遮ると波形が上下する事から、光を信号として受け取っている。
謂わば、光学P.Uである。
ノイズが多いのは、回路が簡易的、シールドがなく、インピーダンスが高い為に起きている。
もしくは、完全な暗室ではないので、外の光に反応している可能性がある。
14の画面に白一杯を表示させた所、ノイズの中から波形が現れた。
計算すると大凡62.5kcで14の画面は点滅しているという事である。
6sはどうなのか。同じ様に白を表示させ、輝度最大にしたが、ノイズが大きいだけで反応がない。
もっと周波数が高い可能性を考えて、T/Dを上げたが、一定の波形は観測できず。
6Sの滑らかな表示は、全点灯な可能性が高い。
もっと波形らしい波形が見たい所であったが、あまり分かり易い結果ではなかった。
そこで、波形が見られそうな物を探し…
先日買った電子顕微鏡の照明LEDはDC点灯なのか、AC点灯なのかを確認。
光を近付けると、波形が大きくなった。
大凡100kcの計算になる。
かなりの速度であるから、チラつきは感じない。
然し乍ら、10nsという間隔で光っている事には間違えない。
カメラで撮影しようとした際に、シマシマが現れる現象は、照明が高い周波数で点滅しているからである。