A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Zenith G1350F

相変わらず耳鳴りとフワフワした目眩は止まず。

其れどころか、寝ている時や、ふとした拍子に心臓がバクバクして痛みを伴う様な具合になる事があって、改善しているのか、別の何かが起こり始めているのか分からない雰囲気。

そんなで病院へ行ったら、飲み薬の1つ、プレドニンを長く飲んでいると副作用が出るらしく、心筋梗塞になる可能性があるとかで、減量という事になった。

オイオイ大丈夫なのか....

 

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先日預かったゼニスのテレビセットの部品が揃ったから、修理、組込み加工を行う。

シャーシは12FB12Xという型番らしい。

本体はG1350F。

ツートンカラーで、白黒、白緑、白橙が選べた様子。
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13吋と思ったが、テレチューブの型番が12VBFP4とあるから、12吋らしい。

ヒーター電圧も12V。

それと、このセットは全て台湾製っていう。

アメリカ部品というよりも、見たことのある、日本製部品が目立つ。

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チューナーはアメリカ向けの周波数帯のが入っているから、基本的にはch周波数が合わない。

FINEでギリ合う所もあるが。

そんなでUHFもVHFも、アンテナ端子は不要に近いから、ビデオ端子に変更。
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チューナーを飛ばし、検波回路を断って、ビデオアンプ、音声増幅に直接入れた方が良いか検討したが、石配列がすぐに分からず、石を飛ばしても厄介だからコンバーションするのが安全と踏んだ。

主基板はすぐに引っこ抜ける様になっていて、不良になったら、ユニット交換で対処する様に考えたのか、それとも簡単に組み立てられる様に考えたのか分からないが、どちらにせよ合理的。
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電源は12Vだけらしい。高圧は石で発振させてフライバックに入っている。

高圧整流も球は使っていない。

専らICが1つ見えたから、かなり近代的。

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チューナーを調整してやり周波数帯を合わせる。

音声も映像も合わせるとなると結構難しい。

白黒反転した絵になるという事は、2か3かの高調波に合っているという事と思われ。f:id:A2laboratory:20201207212252j:image

変換した周波数に近いチャンネルを調整、ピタリ来る様になった。

音声も合わせてやって、垂直発振が足りない様子だったから、調整してやり一杯に広がる様になった。

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無表記がビデオ、黒赤が音声。

ミックスになっているから、音声はどちらへ繋いでも構わない。

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腐ったAC線を新しく引き直して完成。
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アール・デコの時代感。

SFスペースエイジの流行りにはあまり乗っからなかった感のあるゼニス。

やはり電灯的(?)な、デザイン美のフィルコには敵わない。昔から超奇抜なSF感のあるデザインの物が多い。

定めし、ゼニスは値段とコストを抑えた程価格帯を売りにしていたのではないかと推測。

 

でも自分的には、フィルコは皆んなが良い良いって言って、ワッショイだからあまり欲しくないけど、安ければ買うかも?(^ω^;;)

それよりもフランス Teleavia P111の方がずっとカッチョイイ。欲しい(爆)

走査線も819本と高解像度っていう。