A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

16mm 映画

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久しぶり(?)に16mm上映。

酸っぱくなっていたフィルムは少し緩和されている様な雰囲気。自分が慣れたかな?

納戸や物置に入れていると風化は進むが、生活空間に置いていると、劣化が遅い様な気がする。多分フィルムも同じで、空気が動いている空間に置いた方が良いのであろう。

映写機のスロットを綺麗に清掃して、フィルムを装填、回してみると、ホワホワと煙が出ていた。

フィルムがランプの熱で瞬時に焼けている?

それともビネガー成分が蒸発?

分からないけど、映写機に通した後は、酸っぱさが減少している様な気もする。

もっと熱を加えたい場合はサイレントで回すとフレームレートが下がるから、より効果的かも知れない。

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アルコールで拭いて、乾燥に何度か行き来させたら継ぎ目が外れてしまったから、ホットスプライサで継ぎ合わせた。

糊はKodakアセテート接着のもの。

傷とサウンドトラックを破損させている箇所があって、状態は悪いが、テレシネしたビデオで見るよりか、フィルムの味わいの方がやはり当時物らしくて良い。

上の写真は、編集エディタで見た所。

 

 

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ヴィンテージ アルテック トゥイーター、3000Hの進展具合で、コイルを色々探して0.08mmの物を発見。

OMRONのリレーだったのだけど、具合の良いのが調達できた。

オリジナルは0.1mmと前節に書いたが、厳密には0.09mm程で、糊が付いていて膨らんでいる可能性がある。

それを考えると0.08mmのコイルが妥当と思われ。

これでも数百mAは流せるから、2、30W入れても切れないであろう。

どちらかと言うと、ダイアフラムの接着が外れるのが先かも知れない。

まぁ御年寄に、そういう過剰な仕事をさせる事はあまりよろしくないのは、言うまでもないが。

 

さて、これにて質の良いコイルとが揃ったから、また手巻きを再開する。